生成AIでの情報検索-移民問題(日本語プロンプト版)

生成AIは、Google検索などこれまでのWEB検索サービスの機能拡張、すなわち、拡張検索エンジンとして利用することができます。ここでは、移民問題に関する情報検索を例に取り、情報検索の効率化が生成AIによってどのように実現できるかを見ていきましょう。

 
利用したプロンプト文(日本語)
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生成AIの回答例

 
生成AI利用における注意点
  1. まったく同一のプロンプト文を生成AIに繰り返し与えると、生成AIはその都度、異なる回答を返すような設計にデフォルトではなっています。まったく同じ質問を同じ人にくり返した場合でも、知識の引き出しが大きく親切な人であればそれまでとは異なる回答を返して、質問者の理解をより深めるようにしてくれるのと同じです。
     下記では各生成AIの回答を一例だけしか挙げていませんが、実際の情報検索に当たっては、同一のAIに対して回答のバリエーションがなくなるまで同じ質問を繰り返すことでより多くの情報を得ることができます。
     

  2. プロンプト文がまったく同一であっても、各生成AIによってその回答には「個性」やバラツキがあります。まったく同じ質問を数多くの人にした場合に、回答者のものの見方考え方、個性、知識量の違いにより様々な回答が返ってくるのと同じです。
     生成AIにも、「利用している生成エンジンのLLM(Large Language Models、大規模言語モデル)」、「回答生成に利用しているデータ」、「回答生成の際のパラメーター」などの違いにより、「ものの見方考え方」、「個性」、「知識量」の違いがあります。
     下記に挙げたように、異なるAIに対して同一の質問をすることで、結果的により適切な情報を得ることができます。
 
  1. 本ブログ記事は、藤森智世「マルチモーダルAIといっしょに英語メディアを読み解く」(連載:AI時代のアプローチ 自分仕様の英語教材をつくる 第1回)『多聴多読マガジン』2024年6月号,pp.109-114の追加・補足です。
    プロンプト文は同雑誌連載記事のものを使いましたが、生成AIによる回答結果は本ブログ記事作成時点のものです。そのため、雑誌連載記事とは少し異なった内容のものとなっています。

  2. プロンプト文全体を英語で書く方がより適切で、より詳細な回答を得ることが一般的には期待できます。プロンプト文を英語で聞いた場合の結果については別掲記事をご覧ください。
  3. ここでは無料利用版の結果のみを紹介しています。有料版の方がより適切で詳細な回答を生成することが期待できますが、月20ドルの利用料金が必要です。
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