Open AIのChatGPT 4oの別バージョンの「見解」

 
別バージョンの回答1 Monica AI ChatのGPT4o
Monica AI Chatで「GPT-4o」エンジンを利用した回答(2025/4/21版)
https://monica.im/share/chat?shareId=mJ3m5xZhgEabB4hn
本バージョンの回答の日本語文章は、レポート用文章という視点から見ると、Open AIが提供しているGPT-4oの回答よりも優れている。「ですます」調を「である」調に変更すれば、
学校の課題用ミニレポートとして提出することができる水準になっている。

なお上記回答に関する参考文献に関わるリクエストに対する回答は下記の通りである。
https://monica.im/share/chat?shareId=9c2yDx0RFdEwWT4Y

OPEN AIのChatGPTなどが挙げる参考文献の質にはネット参照により最近はかなり改善されてきているが、Monica AI Chatは残念ながら一昔前の水準に止まる。

例えば、「松尾芭蕉の作品と思想に関する基礎文献」として挙げられている3点の資料ともそのままの記載の資料は見あたらない。ただし著者名やタイトルが異なる資料は存在する。

参考文献資料記載に関して正誤表風に並べると下記のようになる。

(誤)『芭蕉全発句』(角川ソフィア文庫)
(正)『芭蕉全句集』(角川ソフィア文庫)

(誤)尾形仂『芭蕉の表現』(岩波現代文庫)
(正)上野洋三『芭蕉の表現』(岩波現代文庫 学術151)

(誤)山下一海『芭蕉の芸術』(講談社学術文庫)
(正)山下一海『芭蕉の世界』 (角川選書 161 あるいは 山下一海著作集第2巻)

参考までに、「芭蕉の表現」というタイトルの資料は、国立国会図書館サーチによれば他に下記3点が存在する。

  1. 赤羽学(2013)「芭蕉の表現」『言語表現学叢書』第3巻 (文学の言語表現学)
  2. 永田友市(1988)『芭蕉の表現』右文書院、1988.6
  3. 堀信夫(1975)「芭蕉の表現」『古文研究シリーズ 5 芭蕉』尚学図書 (『国語展望』別冊 No.14)、pp.13-20[ユーザー登録によりオンラインで閲覧可能]

また「芭蕉の芸術」というタイトルの資料としては、

  1. 『岡崎義恵著作集』第6巻 宝文館 1959
  2. 小林祐作(1967)『芭蕉の芸術 : 封鎖幕府に対決して生きた』新興出版社
  3. 広田二郎 (1968)『芭蕉の芸術 : その展開と背景』有精堂

などがある。

 
以下、Monica AI Chat「GPT-4o」回答(2025/4/21版)
「創作性」という概念は、芸術や文学において新しいアイデアや表現を生み出す能力を指します。創作性は独自性、革新性、そして個人の視点を反映する重要な要素です。松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」という俳句を例に取り、その創作性について詳しく論じてみましょう。
 
1. 松尾芭蕉の俳句の背景
松尾芭蕉は、江戸時代の俳人であり、彼の作品は自然や人間の感情を深く掘り下げたものが多いです。「古池や蛙飛びこむ水の音」は、シンプルながらも深い情景を描写しており、静寂の中に突然の動きがあることで、静と動の対比が生まれています。この俳句は、自然の一瞬を捉えることで、読者に感情や情景を想起させる力を持っています。
 
2. 「古井戸や蛙飛びこむ水の音」の分析
「古井戸や蛙飛びこむ水の音」という句は、元の句の「古池」を「古井戸」に置き換えただけであり、言葉の選択において新しい視点や解釈がないため、創作性が欠如していると考えられます。このような単純な置き換えは、以下の理由から創作性がないとされます。

  • 新規性の欠如: ただの言葉の置き換えは、独自の視点や新しいアイデアを生み出していません。
  • 表現の深さ: 「古池」が持つ自然の象徴性や静けさが、「古井戸」では失われてしまう可能性があります。井戸は水を得るための人工物であり、自然との一体感が薄れます。
  • 想起させる情景の限界: 「古井戸」という言葉は、読者に対して同じような感情や情景を喚起することができず、結果として印象が薄くなります。
 
3. 創作性の重要性
創作性は、芸術や文学において新しい価値を生み出すために不可欠です。新しい視点やアイデアがなければ、作品は単なる模倣や再生産に過ぎず、観客や読者に感動を与えることは難しいでしょう。創作性がある作品は、独自の解釈や新しい感情を引き出し、観客に深い体験を提供します。
 
4. 結論
「古井戸や蛙飛びこむ水の音」は、松尾芭蕉の俳句に対する単なる言葉の置き換えに過ぎず、創作性がないとされる理由は明白です。創作性は、独自の視点や新しいアイデアを生み出す力であり、それが文学や芸術の本質的な価値を形成する要素となります。したがって、創作性を重視することは、より豊かな表現や深い感動を生むために重要です。
 
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