ChatGPTが与える回答の妥当性を検討するための一つの方法は、「ChatGPTがどのような資料に基づいて回答を生成しているのか?」を調べることである。
そこで本稿では、「AIで日本語の学術論文を英訳するー自分の日本語論文を翻訳させてみる(ChatGPT編5)」の中における「哲学的議論において、“problem” はより特定の論理的な問題を示唆し、“issue” は一般的な論点を指すことが多い」というChatGPTの指摘を例に取り、同指摘の妥当性を検証することにする。
まず最初に、ChatGPTに対して下記のようなプロンプト文を与えた。
「哲学的議論において、“problem” はより特定の論理的な問題を示唆し、“issue” は一般的な論点を指すことが多い」ということの正当性を示す資料を教えてください。
上記プロンプト文に対するChatGPTの回答は下記ページの通りである。