「シャドーイング」と「サイトラ」ではじめる
VOAスペシャル
やさしいニュース英語トレーナー
書籍 A5判 170ページ
CD付き 本体価格1600円+税
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初級~ |
VOA (Voice of America)は米国政府の資金で運営され、世界中で1億人が聞いているといわれるニュース放送。その中の「スペシャル・イングリッシュ」は、英語を母語としないリスナー向けに、使用語彙を基本1,500語に制限し(固有名詞は除く)、通常の3分の2程度の1分間100語という、ゆっくりしたスピードで読まれる国際ニュース番組です。
■ニュース英語入門の決定版
難しい単語は使わず、シンプルな短い文章で、ゆっくりしたスピードで読まれるVOAスペシャル・イングリッシュは、リスニングがとにかく苦手、英語ニュースに初めて挑戦したいという人に、うってつけのプログラムです。
本書では、そのやさしいニュースを「シャドーイング」と「サイトラ」のふたつの方法で、さらにやさしくかみ砕いて学んで行きます。最初は1分間程度のごく短いニュースからスタートし、最後には、語彙制限なし、通常スピードの「VOAスタンダード・ニュース」への橋渡しをします。
■「シャドーイング」で“音”の壁を乗り越える
聞き取った英語をそのまま真似て口に出し、オリジナルの音声の後から影のようについていく「シャドーイング」は、英語の音を正確に聞き取り、英語特有のイントネーションやリズムに慣れるのに大きな効果があります。本書では、まずはシャドーイングの手法を使って、ニュース英語理解の第一の壁である“音”を切り崩します。
■「サイトラ」で“意味”の壁を乗り越える
英文を、目で見た順番に日本語に訳して声に出していく「サイトラ(サイト・トランスレーション)」は、同時通訳の訓練方法。本来なら、英語ニュースを聞いて、そのまま意味がわかればいいわけなので、日本語に訳す必要はありません。しかし、ドンドン流れてくるニュースの意味を頭からキャッチするトレーニングとして抜群の効果を発揮するため、本書ではあえてサイトラを取り入れました。何のニュースを聞いても、右から左に音が流れていくだけでチンプンカンプンという状態から、短期間で脱却できます。
1st Stage まずは1分程度の短いニュースで世界を聞こう
・JR尼崎の列車事故
・北朝鮮、ミサイル発射実験
・オランダでもEU憲法否決
・イラクの武装勢力掃討作戦
・イランの核兵器疑惑
・マイケル、無罪判決
・印パ共同声明
・カスピ海パイプライン
・人権に関するアムネスティ年次報告
2nd Stage 3~5分のニュースでサイトラに挑戦
・中国の半日デモ
・ブッシュのエネルギー政策
・ディズニー、CEO交代
・NY証券取引所のコンピュータ化
・ローマ法王死去
・テリー・シャイボの尊厳死
・ソーラー・クッカー
・ポッドキャスティング
3rd Stage 同じニュースをSpecialとStandardで聞く
・『ニューズウィーク』コーラン疑惑
・「スター・ウォーズ」シリーズ完結
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