TAGAKIは英語で他者に自分の考えを伝える力、特にスピーキング力に直結するトレーニングです。
mpi松香フォニックスが出版しているTAGAKIシリーズは、もともとは英語を学ぶ子ども用のワークブックでした。しかし「英語多読」で大人がごくやさしい洋書を読んでいるように、TAGAKIも学生から社会人、そしてシニア層へと自然に広がりました。
本書はTAGAKIシリーズ5冊からエッセンスを抜粋し、10語前後の1文を書くことからスタートして、50語前後の英文で自分の意見を述べるレベルまで、短期間でステップアップできるように編集したものです。
TAGAKIを行うことで、自分の考えをまとめて、英語で他者に伝えるスピーキング力を向上させることができます。TAGAKIは「考える」→「書く」→「伝える」の3段階から成り、本書ではその段階を踏んだトレーニングをすることができます。更にTAGAKIでは日本人の弱点を克服するための工夫もなされています。
日本語は「ボクはウナギだ」でも通じますし、単語ひとつで済ませることもできますが、英語は文単位が大原則。サンプル文を真似して書き写すことが第一歩です。
「え~」と言葉に詰まったり、Noと言えずにためらったりするメンタル面の課題を克服して、短時間で自分の意見をわかりやすくまとめるトレーニングを積みます。
本書のトレーニングでは、家族のことや興味のあること、日本のこと、海外のことなど、具体的な課題が示されます。
さらにサンプル文やいくつもの選択肢、ヒントが、カラフルなイラストや写真付きで示されます。適宜、選択肢の単語やフレーズを入れ替えながら、どんどん書いていきます。
TAGAKIは添削をしない学習法です。サンプル文の中にaかtheか、数えられる名詞かそうでないかといった文法的な要素が徹底して埋め込まれているため、それと意識せずに正しい英文が書けるようになるのです。
TAGAKIは書いた記録が残るのがポイントです。ある程度、課題が進んだ後で最初に戻ってみれば、自分の進歩が実感できるでしょう。
本書は全ページフルカラーなので、全ての課題を書き終えて見返した後の達成感はひとしおです。
本書は書く練習本ですが、サンプル文とヒントはすべて音声が用意されており、正しい発音やリズム感も同時に身につきます。音声は指定URLにアクセスするだけの「簡単ストリーミング再生」と「PCへのMP3音声ダウンロード」の2種類です。
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