・本書は2012年7月刊『英語で語るニッポン』の増補改訂版です。「忖度」「終活」「イクメン」「ハンパない」「リア充」など、約40の項目を追加しています。音声は専用サイトから無料ダウンロードできます。
本書は、英語による説明文というよりは、やさしい話し言葉形式を使っている点が特徴です。日本について聞かれたことをきっかけに相手との会話が弾むように、「足がしびれていませんか?」「あなたの国ではどのようにゴミを分別しますか?」のような質問例も挙げています。日本のマナーやルールに関するアドバイスも、Q&A形式やミニコラム形式で適宜加えています。
日本のことを英語で説明するときに、ピッタリの単語が思い浮かばなくても、今の英語力でできる方法があります。「ウナギ」の英単語がわからなければ、「それは魚です」「細長い魚です」のように説明したり、「つみれ」は魚のミートボールのようなもの、「お神輿」とは移動式の神社というように、似ているものや特徴を挙げながら、実態に近づけていく9つの方法を紹介します。
[第一章] 食
食事のマナー、箸の使い方、寿司・回転寿司のシステム、豆腐・納豆・湯葉、調味料・だし・麹、おでん、鍋・すき焼き・しゃぶしゃぶ、たい焼き・たこ焼き、そば・うどん・ラーメン、食券、日本酒の種類・焼酎・ホッピー・ハイボール・お通し、おせち料理、お雑煮、漬物、佃煮、懐石料理、精進料理、お茶漬け、コンビニコーヒー 他
[第二章] 住まい・生活
住宅のタイプ、おじゃまします・どうぞ、畳・ふすま・障子・押し入れ・床の間・縁側、こたつ、布団、仏壇・線香、お風呂のルール・銭湯・ゆず湯・菖蒲湯、トイレ 他
[第三章] 教育・社会生活
小中高の学期制度、大学入試のしくみ、学校の行事、ゆとり教育、学生服、ランドセル、塾・予備校・浪人、就職活動・リクルートスーツ、フリーター、終身雇用制、忖度、ブラック企業、ゴミの分別、缶・瓶・ペットボトル、エスカレーターの左右、切符の買い方、Suica/PASMO 他
[第四章] 現代ニッポン
秋葉原、原宿、おたく、ひきこもり、リア充、マンガ、ゆるキャラ、カワイイ、キモカワイイ、 アイドル、パチンコ、デパ地下、新幹線、女子会、婚活、終活、イクメン、既読スルー、痛い、残念な人、ハンパない、炎上、どや顔、イケてる 他
[第五章] 昔から今につながる習慣
国民の祝日、着物の今と昔・足袋・草履と下駄・帯・浴衣、お花見・夜桜、祭り・神輿・出店、七五三・千歳飴、お見合い、葬儀、結婚式、お中元とお歳暮、お年玉、不祝儀 他
[第六章] 価値観・考え方
時間の感覚・遅延証明書、集団性・近代に見られる集団主義、謙虚の感覚、敬語、お辞儀の感覚・モノに対するお辞儀、お礼の感覚、空気を読む、気を遣う、微妙、水くさい 他
[第7章]伝統文化
華道・流派、茶道・お茶会の基本マナー、書道・墨・硯・書き初め・水墨画、俳句と短歌、百人一首、将棋、相撲・取り組み・塩をまく理由、柔道、剣道、折り紙、和紙、和太鼓、能、狂言、文楽、歌舞伎、落語 他
[第八章] 観光地
寺、日本人と仏教、線香の消し方、鐘、神社、神道、鳥居、参拝の仕方・清めの基本、大仏、温泉・温泉の入り方、富士山、東京タワー、東京スカイツリー、皇居、日本の世界遺産 他
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