「ハリー・ポッター」シリーズ第2巻、Harry Potter and the Chamber of Secrets(邦題『ハリー・ポッターと秘密の部屋』)を原書で読むためのガイドブック。
第1巻を読み終えた人にとって、この2巻目はページ数もあまり変わらず、加速度的に最後まで読み通せるはずです。でも、わからない語句が多くてなかなかスピードに乗れないという人には、この本が断然おすすめ。
難しい単語や話しことば、イディオムの解説はもちろん、いくら辞書を引いても出てこない固有名詞の語源、イギリスの文化的背景まで、英国ブッカー賞ノミネート作家で日本語翻訳家の著者、クリストファー・ベルトンが、丁寧に解き明かします。
映画などですっかりおなじみの固有名詞でも、J・K・ローリングがいかに考え抜いてネーミングしているかを知ることができ、あらためてJ・K・ローリングの本当のすごさがわかります
全18章について章ごとに以下の要素で構成しています。
「章題」-タイトルに込められた意味合いを解説
「章の展開」-その章の読みどころをアドバイス
「登場人物」-初登場の人物、ひさびさに登場した人物を紹介
「語彙リスト」-難しい語句や固有名詞などの日本語訳を収録
「魔法界の生き物」「魔法の道具」-特に注意したい用語や背景知識を詳しく解説。
これを読む だけでも楽しめる、イギリス人の著者ならではの、本シリーズの大きな特色。
「コラム」-イギリスの気候/ディナーパーティーのユーモア/ノーム/ロンドン/ローマ街道/イギリスの朝食/バンシー/ 誕生日/本と印刷技術/狼人間/決闘/バンパイア/バレンタイン・デー/数占い/クモ/忘却術/アナグラム
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