TOEICテストの傾向として、時間内に処理しなければならない英語の量が増え、より英語の実力が問われるようになってきています。さらに、表面的にキーワードを拾って正解を探すようなやり方ではなく、全体的な構成をつかんで内容を理解する力が必要とされてきています。
著者は10年以上にわたり、複数の大学でさまざまなレベルの多くの学生を教えてきた経験から、Part3、4、6、7で点数が取れない人は、「漫然と多量の英文に触れているだけ」という問題点を指摘します。そこで、(1)「主語+動詞」を徹底的に意識すること、(2)スラッシュ(/)を使って意味のまとまりを見抜くことの2つを習慣化し、ぼんやりとしかわからなかった英語をハッキリと理解する狙いで本書が執筆されました。
「基礎力が不足している」と悩んでいる方、「模擬問題を解くだけの対策ではなかなかスコアが伸びない」と感じている方によく効く総合対策本です。
200問、990点満点のTOEICテストで650点を取るには、130問を正解すればいいということです。逆に言えば、70問は間違えてもいいし、最初から解かなくてもいいとさえ言えます。全レベルの人が同一問題を解くTOEICテストでは、設問の難易度にかなりの幅があり、3つの設問のうち、2番目が難しいようなケースもよくあります。難問にひっかかって、解けるはずの3番目に手が回らない事態は避けたいもの。本書では設問のタイプを42のパターンに分類し、かつ全設問に星印で難易度を表示して、短時間でこの設問は難しそうと予測できる力を養います。
Part3、4、6、7では、会話、トークあるいは文書の「流れ」を把握するトレーニングをします。また、設問を先読みして、「日本語で」キャッチすべきポイントを頭に入れる練習をします。「話し手はどこ」、「目的は何」といったキーワードを日本語で頭にたたき込んでおくと、拾うべき情報を予測しやすくなるのです。
コスモピアはウエブだけでなく
TwitterとFacebookでも情報を送信しております
フォローをお待ちしております
Amazon / e-hon / honto / セブンネットショッピング / 楽天ブックス / 紀伊國屋書店ウェブストア