使える英語の基盤となるものを、授業形式の話し言葉でわかりやすく解説する「田中茂範先生のなるほど講義録」シリーズ。
日本人に英語学習で何が難しいかと聞くと、トップ3に入ってくるのが前置詞。一方の句動詞は「基本動詞+副詞」の形で特定の意味を表すものであり、難しい単語を避けるためにネイティブは多用しますが、われわれ日本人にはどれも同じように見えたりして、とっさに意味を理解するのは困難なものです。
Onといえば「上に」と思っていると、on the wallやon timeは例外なのかとなります。しかし、onはズバリ「接触関係」ととらえると、いろいろな使われ方にも納得が行きます。田中先生は前置詞のコアイメージをイラストで示し、たくさんの例文を挙げて本質に迫ります。
先生は句動詞を「基本動詞」+「空間詞」と定義し、それぞれのコアイメージを合体させるアプローチで本質を浮かび上がらせます。Giveは「与える」、putは「置く」と思い込んでいると、句動詞の意味は想像すらできないことがあります。ひとつひとつ覚えるしかないのかと思っていた句動詞を、なるほどと納得できる本書は、多くの英語学習者にとって画期的な朗報です。
講義中の例文をピックアップして、まとめて復習できるようにしていた「用例チェック」コーナーを、自ら英文を作る「ポイント確認英作文」コーナーに変更しました。知識ばかりでなく、運用能力が身につきます。
田中先生の講義と例文の音声、合計約6時間は、専用サイト(ダウンロードステーション)から無料ダウンロードできます。
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