ネイティブにとって文法とは、知らないうちに身についている直観。それと意識することなく、自由に話したり理解したりするみなもとです。一方、日本人が英語を使えるようになるには、英文法を「意識的」に学んだのちに、それを「無意識化」していく必要があります。NHKテレビ『新感覚☆わかる使える英文法』放映から数年を経て、田中先生の中では「もっとわかりやすく、もっとシンプルに説明できるはず」という思いが高まりました。 そこで田中先生が試みたのが、チャットを使ったオンライン学習。毎回20名の受講生を相手にぶっつけ本番の授業をリアルタイムで行い、「限られた時間と文字数」で受講生のさまざまな質問に答えを出し続けるという挑戦でした。本書はその講義録をもとに誕生したシリーズの第一弾です。
本書では「文法は約束事なのだから覚えなさい」とは言いません。田中先生の説明はあくまで合理的。読めばなるほどと納得が行きます。チャットの授業スタイルを生かした本文は、読み物を楽しむ感覚で頭にどんどん入ってきます。わかっているつもりでも、いざ話したり書いたりしようとすると、急にあやふやになる英文法。もやもやとした文法への不安を、スッキリと解消しませんか。
・He is not a father.とHe is no father.はどう違う?
・That’s it!とThis is it!の意味の違い、わかるかな?
・17回も連続してwhoを使ったミッシェル・オバマ大統領夫人のスピーチの迫力
・オバマ大統領の東京演説に現れたcouldとcanの絶妙な対比
・Going, going, gone!って、どんなときに使われるの?
・別れた相手に今も未練たらたらの現在完了形
・I’m living in Osaka.なら、「今は大阪に」
他
≪おわびと訂正≫
本書の本文中に、下記のとおり誤植がありました。
謹んでおわび申し上げますとともに訂正いたします。
<記>
(1) p.15 いちばん下の絵の説明「状況の世界」の下
× 名詞の文法 ○ 副詞の文法
(2) p.48 下から3行目
× ぼくにしたいこと
○ ぼくにしたこと
(3) p.82 下から7行目
一番右の「予定」を削除
(4) p.130 中ほどの会話の5行目(Aの3回目のせりふ)
× Yes! I must go to the bathroom.
○ No! I must go to the bathroom.
(5) p.219 下から7行目
× There you go.
○ There you are.
(6) p.231 上から12行目
× not so difficult than…
○ not so difficult as…
(7) p.235 下から6行目
× deserving ○ devastating
(8) p.235 下から3行目
× deserving ○ devastating
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