中国語をある程度学習し、文法もひと通り学んだが、語順が複雑すぎて文を組み立てることがなかなかできないと悩んでいる方、中検でいえば4級~3級くらいの方におすすめします。
中国語の基本語順「主語+述語」からスタートして、疑問文や補語・助詞を経て、中国語特有の構文まで、初級レベルの75課の文法項目を取り上げます。ひとつの学習項目について8つずつの例文でバリエーションを増やしつつ、基礎固めをします。音声は「日本語→中国語」の順で収録。本書学習後は、音声だけでも練習ができます。日本語の例文を中国語に組み立てることができるようになったら、どれだけ瞬時に変換できるか、繰り返しトレーニングすることが大切です。
[トレーニングの進め方]
(1) その課の学習内容と文法をチェック
(2) 左ページの日本語文を中国語にしてみる
(3) 音声を聞き真似しながら、右ページの中国語を声に出して読む
(4) 音声の日本語を聞いて、反射的に中国語に変換する練習
(5) 音声の中国語をシャドーイングして発音に磨きをかける
本書の600例文を学習した後は、例文に登場したフレーズ学習です。巻末にフレーズを日本語訳のあいうえお順に並べ、中国語、ピンインと、元の例文の番号を掲載。音声も日本語→中国語の順で収録しています。「あなたにメールを送る」「こんなにおいしい料理」「もう一度言ってください」などのフレーズ単位でトレーニングしておくことで、作文がグンとラクになります。
本書の600例文に登場した900語強の単語をピンイン順に掲載し、単語、ピンイン、品詞、日本語訳、初出の例文の番号を表記。どのくらい身についているかをチェックしながら、短時間で復習できます。
平山 邦彦
拓殖大学外国語学部教授。NHKラジオ「まいにち中国語」元講師(2012年4~6月、2013年10~12月)。中国政府奨学金留学生(高級進修生)として北京大学に留学(2000年9月~2002年7月)。
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