ブックタイトルザッカーバーグ_試し読み222

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概要

ザッカーバーグ_試し読み222

60 このスピーチがYouTubeにアップされたのを当日に見つけ、軽い気持ちで再生し始めた時には、最後まで全部スマホにかじりついて見たあげくに興奮してその翻訳をネットにアップすることになるなんて、思ってもみませんでした。でもアップした直後からすごいアクセスがあって、それから1週間ほどの間ブログのカウンターがすごい勢いでまわり続け、読んだ方からの私のツイッターやメールボックスへの反応が次々と届き続ける時間を過ごしてみると、ザッカーバーグの話がこれほどの関心を日本の中に生み出したことの不思議さを感じました(アメリカ本国では、これほどまでには話題にならなかったような印象を受けます)。 日本においてこのスピーチがここまでの好評価を得た理由の一番大きなものは、・「多くの日本人がこうありたいと思っている未来」であり、しかし・「今の時代の風潮的に最もないがしろにされ続けていっているように思われている観点」について、ほかならぬ・「今をときめくフェイスブック創業者のザッカーバーグが、堂々とその重要性を訴えた」ことにあったのではないかと私は考えています。 もちろん、全編を通じて漂う余裕のあるユーモアや、奥さんや家族や出会った地域の人たちを大切にする姿勢、アメリカ的にあくまで未来をまっすぐ信じる態度など、多くの日本人にとって非常に眩しく感じる、「いろいろと問題が山積みの国ではあるんだけど、でもアメリカの良い部分ってやっぱりこういうところだよな」という魅力に満ちていたことは言うまでもありません。 アメリカのIT巨大企業の創業者による有名大学卒業式でのスピーチでは、今まで倉本圭造(経済思想家・経営コンサルタント)個人主義の熱狂を超えてザッカーバーグ氏が見据える未来