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187成目標としての英語」を最初にきちんと設定しておかないと、自分の英語はダメだと、死ぬまで思い続けることになります。私の英語もなまりまくりの、超日本人的な英語ですが、英語でビジネスもしますし、英語で授....
187成目標としての英語」を最初にきちんと設定しておかないと、自分の英語はダメだと、死ぬまで思い続けることになります。私の英語もなまりまくりの、超日本人的な英語ですが、英語でビジネスもしますし、英語で授業もしますし、スピーキングテストで満点を取れていますし、これで困っているということはありません。あるていど英語ができるようになってくると、内容のほうで勝負です。 発音オタク、文法オタクと呼ばれるホンモノ志向の人たちは、使うよりも学ぶことに意義を感じているように思えます。バッティングフォームを磨くことには興味があるけれども、試合に出るのには関心がないのかもしれません。英語は道具なので、使ってなんぼです。使わなくては宝の持ち腐れです。本やCDを使っていくら勉強しても話せるようにはならない。必要なのは相手の目を見て、相手を説得するような英語です。英語が話せるようになる方法は、ひとつしかない。まず、1 番目に「話す」、2 番目に「間違える」、そして「直す」、その結果「上達する」。これ以外に上達する方法はありません。話す機会はいくらでもあると思います。六本木のバーでもいいし、最近は、オンライン英会話、スカイプ英会話レッスンも、トンでもなく安い価格でありますよね。これは、フィリピン人やウクライナ人など、発話目標とするノンネイティブの人と話せるいい機会です。● 間違いを直す方法とは?大学時代の友人でものすごく英語ができる人がいたんです。なんで彼がそんなに話せるのか、脇にいて観察したんです。いまHIVと言いますが、当時、エイズが認識されたばかりで、非常に話題になっていた。AIDS の発音が、エイズなのかアイズなのかよくわからない。彼は先生に”Iwould like to talk about「アイズ」”と話しかけて、先生が怪訝な表情をすると「エイズ」と言い直す。このように、いろいろ言ってみて相手がどう反応するかで直していくわけです。また、present も動詞と名詞でアクセントが違いますね。これも辞書を引くのではなく、先生を実験台にして、実際に使いながら間違いを直して上達していった。隣で見ていてすごいなと思い、私も彼の方法を真似たんです。日本人は話す前に辞書を引く傾向がありますが、それでは英語が口からポンと出るようにはなりません。「話す→間違える→直す」を繰り返すことです。そうすれば、かなず上達します。最後に、英語を話したいという方にはスピーキングテストを受けることをおすすめします。日本の英語教育の悲劇は、英語を話したいという人が、TOEIC のListening& Reading テストを目標に勉強していることです。目標がリーディング力強化であればReading テスト、スピーキング力強化であればSpeaking テストを受けるべきです。LR テストのマークシート塗りにいくらはげんでも、話せるようにはならない。目標がずれているからです。目標から与えられるウオッシュバック効果で学習は影響されていくわけですから、話したいと思うのであれば、スピーキングテストを受けるべきです。何を目標に英語を勉強しているかによって、受けるテストを選択しましょう。スピーキング難民にならないように、最初からバランスのよい学習を心がけてください。(談話取材)スピーキングテストを受けてみよう「話す」→「間違える」→「直す」で英語は話せるようになる