ブックタイトル多聴多読マガジン_2018-6月号_試し読み

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概要

多聴多読マガジン_2018-6月号_試し読み

14 2018 JUNE今回、編集部では英語音源のレベル分けを行うにあたり、YL とLL というふたつの指標を基に数値化し、それらを考慮して5 段階のレベルに分けました。ここでは、その詳細について説明します。リスニングする際、英語のスピードについていけており、音としては聞き取れるけれども、意味を把握することができないという場合があります。そんな場合は、スクリプトに使われている語彙が難しいために、意味を理解することができないと考えられます。YL(読みやすさレベル)とは、「日本人学習者にとっての読みやすさ」を0.0 ~ 9.9 のレベルで数値化したものです。SSS 英語多読研究会によって作成されました。今回取り上げる12 の音源では、学習者用にやさしく書かれたリーダーである音源3「Try Out for the Musical!」がもっともやさしいYL0.7。サンプル音源として挙げた「TOEIC Test」がYL3.0-3.5。音源8 以降がTOEIC のスクリプトと同等か、それ以上に難しいYL3.0-4.5 となっています。レベルが高い音源は話者の話すスピードも上がってきますから、1 字1 句聞き取ろうとするとすぐについていけなくなるかもしれません。そんなときこそ、「トップダウン型アプローチ」の出番。音源のテーマに関する背景知識を活かしながら、話の全体的な流れをザックリと理解しましょう。一方、LL(リスニングレベル)とは、「英語音源の聞きやすさ」を数値化したものです。関西学院大学教授の門田修平先生の監修のもと、次ページで挙げる3 点に注目して測定しています。構成/編集部YL やLL とは何か?YL とLL、ふたつの指標