ブックタイトル多聴多読マガジン067_4月号 試し読み

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概要

多聴多読マガジン067_4月号 試し読み

12 2018 APRIL文・古川昭夫(SEG 英語多読教室主催/ SSS 英語多読研究会理事長)「英語読書を趣味にしたい!」「日本語の本と同じように洋書が読めるようになりたい!」。そんな願望を叶えるために知っておくべき、多読の基礎知識や心構えとは一体何でしょうか。Q&A 形式でご紹介します。多読学習法は、できるだけ辞書を引かずに*、(辞書を引かなくても大意のわかる)やさしい本を大量に読む(少なくとも年30 万語以上、2 年以上)ことで、英語を流暢に読める・聞ける・書ける・話せることを目指す学習法です。多読の良い点は、次の3 つです。① 自分で本のレベルを選べる (辞書なしでも楽しめる本を)② 自分で本の種類を選べる (学習用の本、Native 向けの本など)③ 自分でジャンルを選べる (中級者以上となりますが)普通の学習法では、決められたテキストを読んだり、問題を解いたりすることになりますが、「自分のレベルに合わない」、「自分の興味に合わない」、「マイペースでできない」という欠点があります。一方、多読学習の場合、マイペースで、自分に適切な本を自分で選べばよく、そして、中級者以上になると、本を読むこと自体が楽しくなるので、長く続けられるということになります。ただ、英語をこれから始める小学生・中学生などの場合、自分で本のレベルを選んだり、本の種類を選ぶのは無理があります。ここでは、読者として、中学2 年終了程度の英語力がある高校生以上の方を想定しています。そうでない場合は、まず、しっかりした指導者に英語を、また、英語多読を指導してもらうことをおすすめします。*多読では、「絶対辞書を引いてはいけない」と主張する人もいれば、「できるだけ辞書を引け」という人もいます。しかし、辞書を引く、引かないは、自分で決めてもらって構いません。辞書を引くメリットは、「意味が良くわかることが多い」ことであり、ディメリットは、「読書がそこで止まる」ということです。Q 1 多読学習とはどんな方法ですか?多読の基礎知識Lesson 1