ブックタイトル多聴多読マガジン067_4月号 試し読み

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概要

多聴多読マガジン067_4月号 試し読み

2018 APRIL 11音読の際の発音は、あまり厳密に気にし過ぎる必要はありません。●文章もう3、4 行入る。●。ただし、「自分が自分の頭の中で正しい」と思っている音ではなく、音源の音を真似するつもり」で試してください。音源から出てくる音の流れに身をまかすようなつもりです。そう思うだけでも、真似している音の流れがずいぶん流暢になってくるかと思います。「音源についていく」のがポイントです。多読でもやさしめの本をたくさん読みますね。多読的音読も同じです。音源を試して、無理だと感じたらいったん脇に置いて別のもっと音読しやすい音源で取り組みましょう。それに飽きてきた頃に、難しかった音源に再挑戦してみましょう。難しかった音源が以前と比べてやさしくなっているのが分かると思います。この元々難しかった音源は、自分の努力の跡を感じられる指標にもなります。また「こんなやさしい音源ではやる気がでない」、あるいは「難しそうだが音読してみたい音源がある」という方は、とりあえずその音源を聴きながらの音読に挑戦してみていただいても構いません。最初は5 分でも大変かもしれません。もし「無理だ」と感じたら、いったん脇に置いて、ほかのやさしめの教材で練習を積んだ後に再挑戦しましょう。大学の授業では初期のころ、CD 付の図書を聴きながらの音読を非常に気に入って、最初からほぼ90 分連続して音読した学生がいました。案の条、その学生は授業後とても疲弊したようでした。以来、声を出す時間は、例えばシャドーイング5 分・音読10 分という具合に、最初は15 分以内に抑えるようにしています。また「こんなやさしい音源ではやる気がでない」、あるいは「難しそうだが音読してみたい音源がある」という方は、とりあえずその音源を聴きながらの音読に挑戦してみていただいても構いません。最初は5[注釈]*1 國広正雄が1970 年代初め只管朗読を提唱しており(『國広流英語の話し方』國広正雄著、たちばな出版、1999 年)この多読的音読は、その只管朗読のアイディアをお借りして、一般の学習者にも取り組みやすいよう現在では比較的容易に手に入るCD などの音源を利用したものです。また、音読とシャドーイングについては『シャドーイングと音読の科学』(門田修平著、コスモピア刊、2007 年)を参照してください。2. 音源を真似するつもりで声に出す3. 難しかったらもっとやさしいものを試す特集?ゼロからの英語多読3万語分速60?80語で読める5万語5分間集中して読み続けられる15万語分速80?100語で読める10万語・10分、集中して 読み続けられる・簡単な英語なら、日本語に訳さずに読める