多聴多読マガジン 9月号別冊 英語の多読最前線 試読 page 16/30
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22導入までの流れ多読を意識した全学年英語授業への試み府中第一小学校の小島茂校長先生が約5 年前に府中市に赴任し、学校図書館研究部会の講師依頼をしたのが明星中学高等学校(→ p.38)の鬼丸晴美先生。2012 年に....
22導入までの流れ多読を意識した全学年英語授業への試み府中第一小学校の小島茂校長先生が約5 年前に府中市に赴任し、学校図書館研究部会の講師依頼をしたのが明星中学高等学校(→ p.38)の鬼丸晴美先生。2012 年に鬼丸先生に「親子で英語に親しもう」という講座を依頼し、児童が積極的にシャドーイングする姿に驚いたという。その後、英語の多聴多読を導入する提案があり鬼丸先生が研究代表として研究プロジェクトを立ち上げ、2 回目の申請で、博報財団から「児童教育実践についての研究助成」の対象として認定を受けた。そしてついに2014 年4 月から全学年的に多読を取り入れた授業が始動。研究プロジェクト助成金交付が4 月1 日からなので、リーダーや絵本を購入し始め、3 カ月が経った現在、ようやく環境が整ってきたところだ。府中第一小学校でのこの試みは国や市からの要請や助成ではなく、教育活動研究プロジェクトとして小学校の全教員が共同研究者に名を連ね、多読のための環境を整え研鑽を積みながら実践している点に注目すべきだろう。Oxford Reading Tree(ORT) のデジタル教材(Magic Page)を電子黒板に映し、全員でどんなストーリーなのか話し合いながら読み進めていく。?府中市立府中第一小学校(東京都・府中市)?先生も英語1 年生多読導入初年度の授業プラン低学年目で見たものと英語をつなげる体験をする。例えば水槽にいろいろなモノを入れ、「これはsink するかな、float するかな」というようなGuessing gameや歌などをたくさん取り入れる。CTP シリーズ(→ p.146)などを活用する。中学年右ページ参照。①先生と対話をしながら全員で絵本を読む時間(同じ絵本の音声を使うシャドーイングなども含む)、②ひとりで本を読む時間がだいたい半分の割合になるように授業を進める。高学年高学年が1 ~ 4 年生と大きく異なるのはALT が一緒に授業を行う点だ。基本的な授業の流れは中学年と同じだが、ひとりで本を読む時間の割合が長くなる予定。(取材をした6 月時点ではALT との事前準備の段階だったので、まだ多読の授業は行われておらず、7 月から導入開始とのこと)