ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.73_2019年04月号試読
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多聴多読マガジン Vol.73_2019年04月号試読
2019 APRIL 41①インプット型の学習法という論点について話したいと思います。日本では別の言い方で通っていますね。「多読多聴」、たくさん読みたくさん聞く――ですね。②これは(私の論点は)総量がものを言うという考え方です。要約すれば、時間の大部分をリスニングとリーディング、そしてボキャブラリーの習得に費やして、その言語と親密になれということです。アウトプット型の学習や文法中心の学習活動より優先させようということです。③だからといって、アウトプット活動をまったくしてはいけないとか、文法に目を向けてはいけないということではありません。ただ大部分の時間をリスニングとリーディングとボキャブラリーの蓄積に使えと言っているだけです。では、私がこれを言葉の学習の良い方法だと考える理由は何でしょう。語注cover: 講義する/ issue: 重要な点、論点/go by... : ~の名で通る/amount to... : 総計が~になる、要するに~ということになる/ be familiar with... : ~になじむ、~と親密になる/ bulk of... : ~の大部分/ build up : 蓄積する、増強する前カナダ外交官にして、世界でもトップクラスの多言語話者であるスティーブ・カウフマン氏は、英語のみならず、新しく言語を習得するときのやり方として「多聴多読」を広く推奨しています。ここでは現在、16 カ国語を話し、常に新たな言語習得に挑み続ける氏が、多聴多読を強く薦める理由を話しているトークから抜粋、紹介します。スティーブ・カウフマンモントリオール育ちのカナダ人。パリ政治学院卒業。前カナダ外交官。言語学習サイトLingQ の共同創業者。英語、日本語を含む16 カ国語を話す世界でもトップクラスの多言語話者(polyglot)。自身のYouTube チャンネル「LingoSteve’s LANGUAGE CORNER」では様々な言語学習に関する話題を取り上げている。ここでは、同チャンネルから本人の許諾を得て音声の一部を紹介している。https://www.youtube.com/user/lingosteveSteve Kaufman