ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.73_2019年04月号試読

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多聴多読マガジン Vol.73_2019年04月号試読

36 2019 APRILStep 3文・古川昭夫(SEG 英語多読教室主宰/ SSS 英語多読研究会理事長)英語学習から英語読書へ!10000語以上のGRを読み切るための3 つのコツ本格読書編1 冊10000 語以上の本になると、ストーリー展開は複雑に、心理描写は細やかになり、いよいよ多読が「英語学習」というより「英語で読書」という感覚になってきます。1 回で読み切れずに、数回に分けて読むことも多くなるでしょう。1 冊10000 語以上のGR(Graded Readers)を読むコツは次の3 つです。まず、「好きなジャンルから選ぶこと」です。今までと違って1 時間以上は読み続ける必要があるので、自分の好きなジャンルから選びましょう。5000 語程度の本では、多少つまらなくても、読み切れてしまいましたが、10000 語を超すとつまらない本を読み続けるのはツライです。最初の4 分の1を読んで「わからない文章が多い」、「内容的に引き込まれない」場合には、「途中で止める」ことも重要です。次に「長い本だけでなく短い本も読むこと」です。多読のレベル上げを、一本調子で上げていくと途中で挫折しかねません。長い本の合間に短い本を読んだり、時には、レベルを下げたものばかりを読み、「レベルを下げる」「レベル上げを休止する」ことも重要です。また、ある程度長い本に慣れてきたら、児童書・一般書にもぜひ、チャレンジしてください。最後に、「段々と長い本にチャレンジすること」です。最初は、10000 語前後の本から始めて、徐々に長い本にチャレンジし、2 万語を越すものが楽に読めるようになったら、あなたは立派な「タドキスト」(英語読書家)です。●10000語前後でおすすめのGRシリーズCER2:Cambridge English Readers Level 2 サスペンスが特におすすめMMR2-3:Macmillan Readers Level 2-3 有名古典がおすすめOBW3:Oxford Bookworms Stage 3 古典の簡約版もオリジナルのものも読みやすいPER3:Pearson English Readers Level 3 Dr WhoやMarvelなどの簡約版がおすすめ●15000語前後でおすすめのGRシリーズMMR4-5:Macmillan Readers Level 4-5 007シリーズがおすすめCER3:Cambridge English Readers Level 3 サスペンスが特におすすめOBW4:Oxford Bookworms Stage 4 古典の簡約版もオリジナルも読みやすいPER4-5:Pearson English Readers Level 4-5 Grishamのサスペンスが特におすすめさらに上のレベルのMMR6、CER4-6、OBW5-6、PER6 となると、多くの作品が2万語を超えて、さらに読み応えのある作品が増えていきます。