ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.72 2019年02月号試読

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多聴多読マガジン Vol.72 2019年02月号試読

特集 ● 発音とリスニングから学ぶ! 本格イギリス英語2019 FEBRUARY 21結婚式を控えたジョンのお祝いのため、ジョンとシャーロックがロンドンのパブをはしごしていく場面。時間を追うごとにグデングデンに酔っ払っていくふたりの軽率で人間味あふれる感じが可笑しみを誘います。途中、とあるパブにてジョンが一言:I need the loo.と言い残してトイレへ向かいます。loo(ルー)というのはイギリス英語のスラングでtoiletと同じ意味。スラングですが、別に失礼な言葉でもなんでもなく、至極カジュアルに日常的に使う言葉です。I go to the loo.と言ってももちろんいいですが、ジョンのようにneedという単語が出てくると、すごくこなれた感じになりますね。入院したシャーロックが病室から逃亡した事を知り、途方にくれるジョン。221Bの部屋で意気消沈するジョンに対して、下宿の女主人であるハドソン夫人が優しく一言 “John, need a cuppa?”と声をかけます。a cuppa(ひとつのカッパ)って何? となりますが、これはある意味でイギリス的日常を象徴するような単語のひとつであるa cup of tea(紅茶1杯)の省略形です。だからハドソン夫人のセリフは「ジョン、紅茶でもどう?」という風に訳せるんですね。ちなみに、cuppaと一緒に覚えておきたい口語表現が“I needed that.”。とても英語的な表現で、日本ではこのような表現は(僕が知る限り)見当たりません。紅茶を入れてあげた後、I needed that.という返事が返ってきた場合、これは直訳すると「私はこの一杯の紅茶が必要だった」、つまり「この一杯のお茶で生き返りました、ありがとう」というようなニュアンスになります。紅茶に限らず、何か美味しいものを食べた/飲んだ後の一言として使います。『SHERLOCK/ シャーロック』DVD プチ・ボックス シーズン3販売元:KADOKAWA / 角川書店値段:3491 円(税込)シーズン3/第2話『三の兆候』より:I need the loo.シーズン3/第3話『最後の誓い』より:Need a cuppa?