ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.72 2019年02月号試読
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多聴多読マガジン Vol.72 2019年02月号試読
Track 19 2019 FEBRUARY 47本書は、韓国の英語教育専門の出版社Seed Learning 社が発行する多読用リーダーWorld History Readers の中の1 冊です。World History Readers は6 レベルからなり、世界の歴史をテーマにした本をやさしい英語で読むことができます。本書Tea and Wars では、18 世紀、アメリカがイギリスの植民地だった時代に、アメリカ独立革命の発端となった紅茶についてとりあげています。イギリス政府は、植民地であるアメリカに輸出する紅茶に重税を課しますが、アメリカ植民地の住人には税金について発言権がなく、イギリスからの一方的な税金に怒りを爆発させます。当時、イギリス東インド会社(EastIndia Company, 植民地の経営や貿易を目的に設立されたイギリスの貿易会社)が紅茶をアメリカに輸出していましたが、ある港では東インド会社の紅茶を積んだ船をそのまま追い返し、別の港では、紅茶を荷下ろししたもののそのまま放置、そして、ボストンでは、有名な「ボストン茶会事件」(Boston Tea Party)が起こります。本書では、お茶にまつわるもうひとつのエピソードを紹介しています。イギリスは、中国から高価なお茶、陶磁器、絹を輸入していました。イギリスはインドから輸入したアヘンを中国に密売することで、貿易不均衡を解消しようとします。このアヘンを中国が廃棄したことでアヘン戦争(OpiumWars)が勃発します。これらがどんな事件だったか、やさしい英語で確認してみてください。学校で習った歴史の知識をあらためて英語で読むと、「英語ではこんなふうに表現するんだ!」という新しい発見があると思います。朗読音声はアメリカ英語です。(伊藤晶子/日本多読学会会員・公認会計士)#03 Tea and WarsWritten by Rob Waring World History Readers Level 3c 2017 Seed Learning, Inc.Track19-20本誌に掲載されている語数748 語1分間に話される語数(WPM)約142 語読みやすさレベル(YL)2.0リスニングレベル(LL)2.4