ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.71_2018年12月号 試読
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多聴多読マガジン Vol.71_2018年12月号 試読
10 2018 DECEMBERここでは、海外経験などはなく、海外ドラマを教材にして英検1 級・TOEIC 満点を取得した南谷さんに、海外ドラマを通じて英語を学ぶ意味や楽しさについてたっぷりと語っていただきました。文/南谷三世(英語ブロガー)なぜ今、海外ドラマで学習するのか?Introductionネイティブのように自由に英語を話したいと思う場合、ネイティブと話す機会をたくさん作って慣れるという方法を考える方もおられるかと思います。ですがその際、自分の中に「話せるフレーズ」を持っていないと、会話もなかなか続きません。「インプットなくしてアウトプットなし」で、聞いたこともない知らない表現を自分で組み立てることは不可能なのですね。会話とは「ああ言えばこう言う」という言葉のキャッチボールですから、ネイティブが交わす自然な言葉のやりとりを海外ドラマでじっくり観察することで、会話はこう進めていくべきなのだという流れを学べます。ドラマには映像もついており、しぐさや表情なども同時に学べますから、感情の伴った英語表現を学ぶのに「海外ドラマ」は最適と言えるでしょう。「海外ドラマ」はネイティブが娯楽として楽しんでいるエンターテインメント作品ですから、そこで話されている言葉は正真正銘の「生きた英語」です。また、受験や資格試験向けの問題集などでは、試験の内容に合わせてその内容も品行方正なものとなっていますが、「海外ドラマ」の場合は喜怒哀楽の表現が豊富なため、悪口や喧嘩というネガティブなものから、友情や恋愛にまつわる感情的な表現なども学べます。作品がコメディーであれば頻繁にジョークも登場しますので、日本人にはわかりにくいとされる英語のジョークを理解する貴重な素材ともなってくれます。インプットなくしてアウトプットなし生きた英語が学べる