ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.70_2018年10月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.70_2018年10月号 試読

30 2018 OCTOBERリーディング力をつけるためには、「①速く、②訳さず英語のまま、③なるべく辞書を使わず」にたくさん読むこと(多読)が効果的です。私自身も、TOEIC L&Rテスト600点の頃から、苦手なリーディングを克服すべく、やさしい洋書を本格的に読み始め、50冊を読み終えた頃には、850点に達した経験があります(現在は990点)。しかし、「多読をしているが、スラスラ読めない」という方もいるはずです。私も、300点台の頃には、1,000語レベルがなかなか読めず、途中で投げ出したこともありました。こうした場合には、「もっとやさしい本」を読むだけでなく、多読の基礎となる速読力を養うことをおすすめします。音読と速音読で、速読力もつきます。試しに、本特集のトレーニングの#1~7の音源の【Fast】を一通り聞いた後で、秒数を測りながら、英文を黙読してみると、速読スピードが向上するのがわかるはずです。速音読すると、黙読(速読)スピードが向上するのは、黙読は声に出さない音読だからです。速音読した後で黙読すると、物理的に口を動かして声を出すというブレーキが外れ、速読スピードが一気に上がるのです。ネイティブ・スピーカーは黙読するときでも、脳の音声領域が反応していC o l u m nこれまで取り組んできた音読・速そく音読のトレーニングを多読につなげるにはどうしたら良いのでしょうか? ここでは速音読を通じてリーディング・スピードを上げるやり方や、音読する際の注意点について解説します。文/鹿野晴夫音読から速音読、そして多読へ思ったより「多読」が難しいと感じたら?音読と速音読で、「速読力」を養う