ブックタイトル多聴多読マガジン2017年8月号　試読

概要

多聴多読マガジン2017年8月号　試読

特集 海外ドラマで英語を学ぶ！2017 AUGUST 21いと思ったときに使いたいフレーズを選ぶことが大切だということです。入力が目的ではないのと同時に、「きれいな一覧表を作る」ことも目的ではありません。私は常に「記録しておきたいことを、エクセルに放り込む」という気持ちでメモしています。後で自分がライティングやスピーキングをするときのデータベース、元ネタとして、検索しやすい形で残しておくのが最大の目的だからです。検索するときには先に説明した「状況」メモも役に立ちます。相手に感謝したいときにも、Thank you. ばかりを使うのではなく、ドラマで仕入れたしゃれた感謝表現を使ったりすることで、自分の英語がより豊かになっていくのですね。海外ドラマはネイティブが娯楽として見ているものですから、日本人にとって難しい表現も当然出てきます。一般的な英語学習者用教材のように単語や文法のレベルが調整されているわけではないので、私は海外ドラマのことを「容赦のない英語教材」と呼んでいますが、そういうものを教材として使う際には「わからないところがあっても落ち込まない」ことが大切です。どんどん先のエピソードに進んでいくと「これ、前にも出てきた」という単語やフレーズにぶつかります。何度も出てくるもの、それが「海外ドラマ頻出表現」だということですね。「 本物の英語の音」は今やあちこちにあふれています。ですがそれを「文字」と「意味」の両方で確認でき、好きなときに一時停止でき、何度もくり返し見ることができる点で、海外ドラマDVD は最高最強の英語教材です。みなさんもぜひ一度、海外ドラマDVD 英語学習法にトライしてみてくださいね。南谷三世 M i t s u y o M i n a m i t a n i1969 年大阪府生まれ。一男一女の母。海外での留学経験はなく、英会話学校にも通わず、「自宅で海外ドラマのDVD を見る」という学習法で英語を身につける。英語学習ブログ『シットコムで笑え！ 海外ドラマ「フレンズ」英語攻略ガイド』（http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/）を運営。ブログでのハンドルネームはRach （レイチ）。「海外ドラマDVD英語学習法」南谷三世CCCメディアハウス／1512円（税込）