ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.62 2017年06月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.62 2017年06月号 試読

28 2017 JUNEUnit3スピーキングに効くシャドーイング シャドーイングはスピーキング(文発話)能力にどのように関係するのでしょうか。実はスピーキングにも、リスニングと同様にいくつかの段階があります。スピーキングは、主に次の3段階から成り立っています。①【概念化装置】:発話する意味内容をつくり出すメッセージの生成段階。②【言語化装置】:意味内容を言語産出システムに取り込んで必要な語彙・表現・構文をメンタルレキシコン(心内辞書)から検索し、頭の中で文をプランニングする段階。③【調音装置】:上記②を経てつくられた青写真(音韻表象)をもとに、喉頭、舌、口唇などの発声器官を活用して実際に音を出す段階。シャドーイングでなぜ英語が話せるようになるのか?文・門田修平トレーニング後半は、音をよく聞きながら何度も声に出してシャドーイングしてもらいました。ここでは、シャドーイングのスピーキング効果について解説します。言語化装置概念化装置長期記憶メンタルレキシコン調音装置話す内容をイメージする(例:コーヒー)必要な語彙などをメンタルレキシコンから取り出すスピーキングにおいて我々は、①まず伝えたいメッセージの内容を漠然と考え、②どのような言い方で伝えるか具体的な青写真をプランニングし、③実際に声に出すという3つのステップを経て発話している。