ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.61 2017年04月号試読

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多聴多読マガジン Vol.61 2017年04月号試読

2017 APRIL 21英語を英語のまま読む邪魔になります。単語レベルでは返り読みはあまりしなくても、文章が長くなると文節単位での並び替えをするクセが出てくる場合があります。一文が短めのレベルが低い本をどんどん読んでいくのが、返り読みからの脱却方法です。音声を聞きながら、聞き読みしてみよう!多読向きの段階別シリーズ(英語学習者向けのGraded Readers[GR]*、英語ネイティブ児童向けのLeveled Readers[LR]*)にはCD やダウンロードMP3 で朗読音声がついているものがあります。聞き読み、つまり、朗読音声を聞きながら読むこともおすすめです。発音が身につくだけでなく、返り読みせずに、英語の語順で読んでいくことができるからです。また、聞き読みすると、意味の区切りでわずかなポーズが入るので、理解を助けますし、感情がこもった朗読でニュアンスもわかりやすくなります。すべり読みには注意!少しわからないところがあっても、とりあえずは先を読んでみるのが多読です。知らない単語や表現をひとつひとつ確認しません。しかし、多読はわかるところだけを拾って読んでいく「すべり読み」とイコールではありません。わからない表現がどんどん出てきて全体の流れが思い浮かばない、そんなジャンプばかりしているような「すべり読み」になってしまったら、その本はやめて別の本を選びましょう。もっと短くて、わかりやすい本があります。スムーズに読んで、多読が楽しみに!多読を続けていると、英語の構造や語句を知らず知らずに吸収していきます。そうすると、単語ごとに読んでいたのが、フレーズや文節のまとまりで読めるようになってきます。英文を読んでいても、次に出てくる単語が予想できるようになります。日本語訳をせずに読み進められますし、読みの流暢さも向上します。そうしていつの間にか、「こういう表現はよく使う」とか、「この表現はちょっと変わっている」とか英語の言葉の感覚もわかってくるようになります。楽しみながら、英語の世界が広がってくるのです。ここからは、多読を始める際の本の読み方や注意点、本の種類、多読をしていて「壁」にぶつかったときの対処法などについて、さらに詳しくみていきます。特集 始めよう! 英語多読*Graded Readers(GR)とは、英語を外国語として学ぶ人を対象とした段階別の読みもののこと。これに対し、Leveled Readers(LR)は、英語を母語とする児童向けの段階別の読みものを指す。