ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.58 2016年10月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.58 2016年10月号 試読

2016 OCTOBER 129●ジュード・ロウの英語の特徴カタカナでは「ジュード・ロウ」と表記されますが、Law の部分は/l??/ と、つまり「ロー」のように伸ばす音として発音されます。映画の中ではアメリカ・ノースカロライナ州出身の作家の役柄を演じていますが、インタビューでは、ところどころでロンドン出身の俳優らしいイギリス英語発音を聞くことができます。答えを考えながら抑揚に乏しいイントネーションで話しているため、聞き取りづらい部分は、和訳を先に読んでから聞くことをお勧めします。【訳】Q: それで、あなたはこの映画でトマス・ウルフというひとりの非凡な人物を演じたわけですが、彼を演じるのは楽しかったですか。JL: 彼を演じるのはとても楽しかったですよ。というのは、ひとりの人物があれほど過激で多様性に富む形で描かれているシナリオを手にすると、ひとつの挑戦となるように思われますからね。しかし、同時に「これはあんまりだ」という印象も受けますがね。しかし、そのあとでもちろん、人間はときにどう(いう精神状態に)なりうるかを、さらに、もちろんウルフに関する記録――彼自身が書いた書物の中であれ、彼の人生を振り返る伝記に出てくる人物についてであれ――を思い出し、あれは実際にそうだったのだと思われ、とにかくこのような人物になりきって、あの過激さを効果的に演じるのです。日本語訳:山口西夏語注extraordinary: 風変わりな、変わり者のextreme: 極端なdiverse: 多様なextremity: 先端、極みジュード・ロウJude Law1972 年、イギリス、ロンドン生まれ。アンソニー・ミンゲラ監督の『リプリー』(99)で初めてアカデミー賞R とゴールデン・グローブ賞ノミネートを果たし、英国アカデミー賞を受賞する。ミンゲラ監督と再び組んだ『コールド マウンテン』(03)でも、アカデミー賞R とゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、演技派俳優としての地位を確立する。さらに、ワトソン役を演じた、ガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』シリーズ(09/11)が全世界で大ヒットを記録し、高い人気を獲得する。リスニング、シャドーイングのためのなま素材?【文の構成】伝えたいことを整理する前に話し始めているせいか、とても長い1 文になってしまっています。なまのインタビューならではの醍醐味を味わってください。?【挿入句】この部分はthe records of Wolfe を説明する挿入句です。ここに注目!注釈* Thomas Wolfe: トマス・ウルフ。アメリカの小説家。