ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.56 2016年06月号 試読
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多聴多読マガジン Vol.56 2016年06月号 試読
Unit 1まずはリスニング力をチェック!文・岡山陽子(文教大学国際学部非常勤講師)、構成・編集部今回は、自分のレベルに合った理解できる英語をたくさん聞いて、無理なくリスニング力をつける方法を解説します。英語を英語のまま理解するには、「聞き読み」を取り入れたトレーニングが有効です。まずはテキストを見ずに聞き、次に聞き読みしようこれからみなさんには英文の難しさや朗読スピードのレベルが異なる4つの音源を聞いてもらいます。最初はテキストを見ずにリスニングした後、音声を聞きながらテキストを黙読しましょう(これを「聞き読み」と言います)。また、聞き読みを取り入れたリスニング練習の手順を下記の1~6にまとめました。1~6の手順に沿って、負荷を変えてトレーニングしましょう。1テキストを見ずに聞いてみる聞く際に大事なのは、できるだけ自分のレベルに合った音源で練習することです。また、やさし過ぎると思っても初歩のものから始めて構いません。2聞き読みする聞き読みの際、わからない箇所があっても気にせず、そのまま聞いて読みつづけます。これを5回繰り返しましょう。3内容を理解する和訳、解説、要約などを読んで、内容を8割理解します(→p.31)。4再び聞き読みする内容を8割理解した状態で、再び聞き読みを3回程度繰り返しましょう。5声に出してシャドーイングするテキストを読むスピードが音源のスピードより速くなってきたら、聞き読みはやめてテキストは見ずに音だけを聞いてみましょう。内容もわかっているなら音源をマネて声に出してシャドーイング(→p.32、112)しましょう。6次のテキストへ移行するシャドーイングが完璧にできなくても、飽きてきたらほかのテキストに移行してください(またいつかこのテキストに戻ってきてもよいでしょう)。次のテキストでも同じように1~5の手順を繰り返します。10 2016 JUNE