ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.56 2016年06月号 試読

概要

多聴多読マガジン Vol.56 2016年06月号 試読

特別記事12Graded Readersで読むシェイクスピア没後400年記念2016年は、劇作家ウィリアム・シェイクスピアの没後400年を数える記念イヤー。そこで、本記事では、Graded Readers（GR：ノンネイティブの英語学習者向けリーダー）で読めるシェイクスピアのタイトルと、その名セリフの数々を紹介する。後世の文学や映画に多大な影響を与え、いまなお読み継がれるシェイクスピアの世界をのぞいてみよう。Romeo and Juliet『ロミオとジュリエット』悲劇PlayPearson English Readers出版社：Pearson Japan名言を残しつつ、わかりやすい英語にリライトされている。やさしい英語で名セリフOh, Romeo, Romeo,why are you called Romeo?（Pearson English Readersより／原文をやさしく言い換え）「おおロミオ、ロミオ、あなたはどうしてロミオなの？」ヴェローナの名門、モンタギュー家とキャピレット家は長年いがみあってきた仇敵同士。悲劇は、モンタギュー家のロミオと、キャピレット家のジュリエットが恋に落ちたことからはじまる。シェイクスピアに詳しくない人でも知っているであろう、若すぎるふたりの悲しく純粋な恋物語。映画『ウェスト・サイド物語』（1961）など、さまざまな作品に翻案されている。一目惚れした相手が仇敵の家の男性だと知り、ジュリエットはバルコニーで嘆く。それをロミオはこっそり聞いていた……。PlayかStoryかチェックしよう！さまざまな出版社がシェイクスピアのGRを刊行している（特に『ロミオとジュリエット』は多い）。選ぶときは、脚本形式（Play）か、物語形式（Story）かを確認しよう。脚本形式は読み慣れないと戸惑うかもしれないが、名文句の宝庫。Compass ClassicReadersStoryMacmillan ReadersPlay104 2016 JUNE