ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読

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概要

多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読

心得?面白いものを選ぶわからなくて飛ばしている部分が多くなれば当然、理解度は落ちます。あまり飛ばす部分が多い本は、今の自分のレベルに合っていないので違う本を読むようにしましょう。面白くないと感じた本を無理に読み続ける必要はありません。本誌の読書ガイドなどを参考に、自分のレベルや好みに合った本を選びましょう。Y L(読みやすさレベル)とは?YLとは、SSS英語多読研究会が作成した本の読みやすさを判断する基準で、「日本人学習者にとっての読みやすさ」を数値化したものです(0.0~9.9レベル)。YLを知りたい場合は、弊社が提供する「多聴多読ステーション」(http://www.kikuyomu.com/)で1,000冊以上の洋書のYL検索ができるほか、『英語多読完全ブックガイド第4版』(小社刊)には14,000冊以上の洋書についてYLなどの書誌データが掲載されています。音声をさらに活用するには?本誌が考える「多聴」は、ただ音声を聞くだけではありません。以下の3つの方法の中から自分に合った練習法を選んで実践してみてください。1聞き読み音声を聞きながら、テキストを目で追っていく読み方です。音声をガイドにすることで、後戻りせずに、日本語に訳さずに読む練習に使えます。また、いきなりリスニングするのが難しいテキストの場合、最初にテキストを見ながら聞いて内容を理解してから、次にテキストなしでリスニングを進めていくときにも役立つ方法です。2シンクロ・リーディング(パラレル・リーディング)音声を聞きながらテキストを声に出し、遅れずに読んでいく練習法です。いきなりシャドーイングをするのが難しい場合の前段階の練習としてよく行われます。発音をよくするのにも効果があります。3シャドーイングテキストは見ずに、聞こえてくる音声をできるだけ正確に再現する練習法です。自分の中に音声のデータベースを作ってリスニング力を強化するとともに、発音の向上にも役立ちます。自分で発音できるようになった英語の音は、聞き取りも楽になるはずです。(116~117ページも参考にしてください)。L L(リスニングレベル)とは?1連結・脱落・同化などの音のくずれ、2スピード(wpm=words per minute)*、3ポーズの長さと多さなどを総合した音だけの難易度レベルです(0.5~9.1レベル)。テキストの難易度は含まれません。なお、LLは門田修平・関西学院大学大学院教授の監修で作成されたものです。*wpm。1分間に何語のスピードで話しているかを表した読書スピード。たとえば、TOEICのリスニング問題は大体150wpm前後となります。2016 APRIL 7