ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読

概要

多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読

#02The Pesky Parrotfrom Stories of PiratesWritten by Russell PunterIllustrated by Christyan FoxUsborne Young Reading Series 1Reproduced from Stories of Pirates by permission of Usborne Publishing,83-85 Saffron Hill, London EC1N 8RT, UK. www.usborne.com. Copyright c2003 Usborne Publishing LtdTrack05-06読みやすさレベル（YL）1.4-1.6リスニングレベル（LL）2.4本誌に掲載されている語数232語１分間に話される語数（WPM）約110語この本は、Usborne Young ReadingのSeries Oneの一冊で、英語を母語とする子どもが自分で本を読み始めるときに最適なリーダーとされています。今回、紹介するStories of Piratesは、全体の総語数は、1,500語くらいですが、一冊の中に、三つの話が収録されて、各々400～600語となっています。表題どおり、海賊にまつわる話で、どれもわかりやすく、早く先を読みたくなるような展開です。また、イギリス人俳優による朗読CDは、ユーモア感もあり、聞いていても楽しいです。発音も明確なので、速度に慣れてくれば、シャドーイングや音読も楽しめるでしょう。第1話The Pesky Parrotは、海賊になったばかりのCharlieとオウムの話で、本誌では最初の8ページ分が掲載されています。Charlieは、海賊になるためには不可欠のオウムを超安値で購入しました。ところが、このオウムは海賊にとってはとんでもない代物でした。金持ちの船から金貨を盗もうとしても、このオウムのために失敗するなど、Charlieは困り果てます。が、このオウムにも役に立つところがありました。そして、Charlieはどうしたのでしょうか。他の2編は、第2話が、賢い少女Mollyと海賊Captain Spikeの話で、第3話は、船乗りになりたいSamがThe MaskedPirateに奪われた財宝を見つける話です。両話ともに、MollyとSamの知恵と工夫が光っています。（岡山陽子／文教大学非常勤講師）58 2016 APRIL Track 05