ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読
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多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読
特集?今こそ、英語多読〈多読で身につく3つのスキル〉1文章全体をスキャンしながら速読する力2重要な情報をつまんで推測する力3楽しみながらたくさんの量の文章を読み切る力多読では調べない、覚えない、繰り返さないただし、多読と精読を混ぜてはいけません。多読は多読と割り切ってください。精読のときは「調べる、覚える、繰り返す」基礎固めとなりますが、多読を行う際は逆に「調べない、覚えない、繰り返さない」で、とにかくたくさんの英語にふれて流していくのが基本です。精読で身につく力は何か?それは、細かい点を読み取る力、表現を暗記してプロデュースする力、そして難しい物事を考えて読み抜く力です。こういったものが精読で身につく力です。一方、多読で身につく力とは、文章全体をスキャンしながら速読する力、重要な情報をつまんで推測する力、それから、楽しみながらたくさんの量の文章を読み切る力です。自分に不足している力を見極め、意識して取り組んでください。ます。ノン・ネイティブの社員も多い国際的なビジネスの現場では、難しく伝わりにくい英語をこねくり回して話すことは、かえって迷惑ですらあります。簡単な英語でコミュニケーションするワールド・イングリッシュは、多読との相性もピッタリと言えるでしょう。私がスピーキングを教える際にみなさんに呼びかけることは3つです。まず、Enjoy making mistakes.(間違いを楽しもう)。次にBe confident of yourEnglish.(自分の英語に自信を持とう)。そして、Speak in a loud voice.(大きな声で話そう)です。何度も言うように、日本人の本格志向が日本人を英語ベタにしていると思います。本格志向を捨てて、たどたどしい英語でも積極的に話すことが、グローバルに通じる英語力を身につけるいちばんの近道です。どうかみなさん、もっと簡単な英語の重要性を見直してください。多読はスピーキングにも役立つ?!c iStockphoto /akindoほぼすべての英語学習者にとって、最終的に英語を話せるようになることが夢でしょう。しかし、考えてみれば私たちが話すときに使う英語はふつう、非常に簡単な英語です。ですから、多読で簡単な英語にたくさんふれて、頭の中で簡単な英語をパパッと組み立てられるようになれば、スピーキングにも大いに役立ち多読による大量インプットがスピーキングにも役立つ?!35