ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.55 2016年04月号 試読

Unit 2Step3多読の進め方知らない単語に強くなる!文・国重徹(鹿屋体育大学教授)英語の本を読んでいると知らない単語に出会うことがありますが、その度に辞書を引いていては読書の楽しみを損ねてしまいます。ここでは、知らない単語にどう対処し、どう耐性をつければいいかを解説します。辞書は引かない、わかるところをつなげて読む知らない単語や語句(未知語)に出会った場合の対処法は大きくふたつです。まず「辞書を引かない」こと、そしてわからない部分は気にせず、「わかるところをつなげて理解しながら読む」のが基本です。いちいち辞書を引いていると読む勢いが止まってしまいます。未知語があっても辞書は引かずに読みましょう。どうしても気になる場合のみ、読破してから辞書で確認しましょう。また、意味のわからない箇所は飛ばして読み進めましょう。もっとも、わからないところだらけの本では、話の内容を理解し、楽しむことはできません。内容が十分にわかる本を選ぶことが肝要です。「わからないところは飛ばす」とは、「わかるところをつなげて内容を理解しながら読む」ということです。内容まで飛ばしてしまってはいけません。GR→LR→児童書と、知らない単語の少ない順に読むでは、知らない単語(未知語)に強くなるにはどうすればよいでしょうか。そのためには例えば、次に示す手順で多読を進めてみてください。徐々に知らない単語があってもそれほど戸惑わず読み進められるようになるでしょう。初めて多読を行う人や英語が苦手な人は、GRであれば、絵の多いYL 0.4-0.7くらいのごくやさしいレベルの本から始めましょう。例えば、BuildingBlocks Library(以下BBL)のLevel 4、Foundations Reading Library(以下FRL)のLevel 1などがおすすめです。未知語が出たら、絵を見て単語と絵を結びつけて理解したり、絵から意味を推理したりしましょう。語数が少なく、絵の多い、ごくやさしいLRも、絵を見ることで知らない単語を推測することができます。最初はOxford Reading Tree(以下ORT)シリーズのStage 3やStage 4(YL 0.3-0.4)がおすすめです(→p.11)。22 2016 APRIL