ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.53 2015年12月号 試読

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多聴多読マガジン Vol.53 2015年12月号 試読

#03Doctor DolittleTrack 23▼25読みやすさレベル(YL)リスニングレベル(LL)2.2-2.5総語数1868語2.5 wpm約126語Retold from Hugh Lofting by Ellen MilesScholastic Junior ClassicsCopyright c 2004 by Scholastic Inc.おとぎ話や古典名作をやさしい英語にアレンジさせた、Scholastic社のScholasticJunior Classicsシリーズから、ヒュー・ロフティング作『ドリトル先生アフリカゆき』(1920)の簡約版であるDoctorDolittleを紹介します。「ドリトル先生」シリーズは、動物の言葉が分かる医師のジョン・ドリトルを主人公とするもので、1923年にニューベリー賞を受賞した『ドリトル先生航海記』(1922)などの12の物語と2作の番外編があります。『ドリトル先生アフリカゆき』は第1作目の作品で、ドリトル先生が伝染病に苦しめられている猿を救うためにアフリカに行き、ジョリギンキ王国の王に捕らえられるといった危機を切り抜けながら、伝染病を終結させてイギリスに帰るまでが描かれます。今回紹介するのは冒頭部分のTheSecond Chapterまでです。人間の患者がひとりだけになってしまったドリトル先生が、オウムのポリネシアの助けを得て動物たちの言葉を覚え、世界中の動物から信頼される獣医となるまでが語られます。読みやすい英語ですが、ドリトル先生の人柄がユーモラスに語られていて物語に引きこまれることうけあいです。朗読音声はややゆったりめで、聞きとりやすくなっています。(高橋愛/徳山工業高等専門学校准教授)66 2015 DECEMBER Track 23