ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.52 2015年10月号試読

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多聴多読マガジン Vol.52 2015年10月号試読

特集|リアル英語リスニング7つのコツいる学習者を観察してみると、いくつか共通の問題点が見られます。英語の大きな特徴とは本来、音声言語としてその独特の歯切れのよさやリズムなどにあります。そのため、普段のくだけた日常会話で使われている英語ほど、元のつづり字のままの単語や文とは違ったような感じで発音されたり、表現されるという現象が頻繁に起こります。その結果、実になめらかでリズミカルな英語となるわけですが、このくだけた普段着の英語に慣れていないと、文字で見た英文や英語表記とはまったくの別物のように聞こえ、またリズムに弾みがつくとものすごいスピードで話されているように聞こえ、そのスピード感にも圧倒されてしまいます。聞き取れないのは、目で学習しているから!さらに、日本人は視覚型の学習者が多く、どうしても目から学習を行おうとする強い傾向があります。そのため、リスニング学習といってもついスクリプトがないと不安に感じ、文字で見て初めて納得することが多いようです。そのため、英語でも絶えず正解の単語やつづり字を確認して「読めばわかるけど、聞くとわからない」と悩むわけです。では、そもそもなぜうまく聞き取れないのでしょうか?聞き取れないのはひとつの理由としてその言語の「発音やリズム感」を把握できていないというのがあります。その感覚をつかむには、これはもうとにかくたくさん聞いて生の英語を身体になじませるよりほかありません。その意味では回数や時間との勝負と言え、一種の力仕事にも近い感覚です。しかし、ただ闇雲に生の英語を聞き流していただけでは、このリアルな英語の音の壁をなかなか突破することができないのもまた事実でしょう。リアルな英語の音の壁を攻略するために、この特集では、くだけた普段のリアルな英語に起こる特徴や現象に焦点を当てます。まずUnit 1では、リアルな英語に起こる特徴や現象をいくつかのパターン別にまとめました。音の変化の代表例を集めたミニ・トレーニングで、まずはしっかりと英語らしい「発音やリズム感」に対する感覚を磨いてください。その上で実践編となるUnit2で、リアルな英語のリスニングに思い切って挑戦してください。2015 OCTOBER 11