ブックタイトル多聴多読マガジン Vol.51 2015年08月号試読
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多聴多読マガジン Vol.51 2015年08月号試読
Abby the Acrocat「アクロキャットのアビー」は、アビー以外の家族は全員泥棒というネコ一家のお話です。イラストの色使いが現代風で、独特の風合いがあり、アビーの一生懸命さにどんどん引き込まれていきます。本作では英語に慣れている人でも、わからない単語に出合うかもしれませんが、イラストがあるので推測しやすくなっています。swagが「盗品」と知らなくても、盗んだ物のリストを見れば、何となく想像がつくでしょう。家にしのびこむ強盗がburglar、こっそり人のものを盗むのがtheif、力づくで奪うのがrobberだということも読むうちにわかっていきます。turnhead over the heels「とんぼ返りをする」、mutter「ぶつぶつつぶやく」、scowl(ed)「いやな顔をして」など動作を示すことばも、たくさん出てきています。本作は15レベルあるRansom ReadingStarsの11番目のターコイズ・レベルの1冊です。各レベル6冊ずつ計90冊シリーズで、総語数は14語から1,085語まで徐々に増えていきます。オリジナルストーリーのほかに、ノンフィクションや、おとぎ話もあります。シリーズ監修のShirleyBickler氏は、Oxford Reading Treeなどの著者としても児童文学界に寄与し、2015年の3月に永眠されました。音声は今にも泥棒に入りそうな雰囲気のする声で朗読されていますので、聞きながらイメージをふくらませていきましょう。(SEG多読コース主任/宮下いづみ)Abby was not a burglar. Her dad said thatshe was too small.“You have to be strong too, to carry all theswag,”he told Abby.“And you have to be able to leap very highand run very fast,”added Annie.“Like us,”purred Arthur and’Arry.Track 20 2015 AUGUST 353