多聴多読マガジンVol.50　2015年6月号 試読 page 39/42

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2015 JUNE 125●リリー・ジェームズの英語の特徴イングランド南東部で生まれ、ロンドンにある音楽演劇学校を卒業後わずか3 年でディズニー映画の主役を射止めたリリー・ジェームズ。感じていることを過剰に飾らず自....

2015 JUNE 125●リリー・ジェームズの英語の特徴イングランド南東部で生まれ、ロンドンにある音楽演劇学校を卒業後わずか3 年でディズニー映画の主役を射止めたリリー・ジェームズ。感じていることを過剰に飾らず自然に表現できる感性が、Section ごとのトピックにふさわしい声のトーンに表れています。素直で素朴な話し方のせいかインタビュアーも途中で口を挟みやすいようですが、インタビュアーに同意しつつ、自然に会話のターンを取り戻しています。【訳】Q: この役をオファーされたとき、まず最初にどんな気持ちになりましたか。LJ：オファーされたときは……私は大声で叫んでいました。だってケンが自分で電話をかけてきたんですもの。とにかく彼から電話があったというだけで、とても驚いたのです。そのとき彼に「君に出演してほしい。僕の『シンデレラ』になってほしい」と言われて、（うれしさに）胸が張り裂けそうでした。でも、そのあとで本当に恐くなったのです。それで、それから数カ月かけて乗馬をならったり、ヨガを始めたり、この役のための準備のようなことをし始めたのです。実際に撮影が始まったときには準備ができていて、ケンとのリハーサルのためにしっかり時間がとれるようにです。日本語訳：山口西夏語注offer: 依頼する、オファーするring : ＜英＞（人）に電話するexplode: 爆発するchest: 胸frightened: おびえた、驚いたc 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.リリー・ジェームズ Lily James1989 年4 月5 日生まれ。イギリス・サリー州出身。Arts EducationalSchool で演劇を学び、ロンドンの名門ギルドホール音楽演劇学校を2010年に卒業。『タイタンの逆襲』（2012）で長編映画デビューを果たす。また、イギリスの人気ドラマシリーズ『ダウントン・アビー～貴族とメイドと相続人～』シーズン３に出演したことから知名度が上がり、2013 年オーディションによりディズニー映画『シンデレラ』のヒロイン・シンデレラに抜擢される。リスニング、シャドーイングのためのなま素材?【下降調疑問文】インタビュアーの質問を言い換えて「オファーが来たときのこと？」と下降調のイントネーションで確認しています。イギリス英語に多いイントネーションです。?【語強勢】“Cinder ( 灰)” ＋ “Ella（主人公の名前）” という造語ですから、Ella の“E”の部分に第一強勢が置かれます。発音記号で書くと/sind?rel?/ となります。?【/??/ の発音】網掛け部分をイギリス発音で/??/ と発音しています。アメリカ英語のように/r/ の音が入りませんが、日本語の「アー」よりも口の奥の方を大きく広げて発音します。ここに注目！注釈＊ Ken: ケネス・ブラナー。本作の監督。