多聴多読マガジンVol.50 2015年6月号 試読

多聴多読マガジンVol.50 2015年6月号 試読 page 2/42

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10 2015 JUNEintroduction文・中西のりこ(神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学部准教授)ここでは、「聞く・読む・話す」を同時に行う「聞き音読」、いわゆるシンクロ・リーディングのやり方やその事前準....

10 2015 JUNEintroduction文・中西のりこ(神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学部准教授)ここでは、「聞く・読む・話す」を同時に行う「聞き音読」、いわゆるシンクロ・リーディングのやり方やその事前準備、注意点などについて解説します。聞き音読、即ちシンクロ・リーディングとは?シンクロ・リーディングとは、「聞く・読む・話す」という行為を同時に行う英語の練習法です。「聞き読み」「パラレル・リーディング」「テキスト・シャドーイング」とも呼ばれています。シンクロナイズドスイミングという言葉が示すように、synchronized には「〈ふたつ( 以上) のものが〉同時性をもつ、同時である」という意味があります。シンクロ・リーディングでは、音声を聞きながらテキストを音読します。まずは遅れずについていくことと、音の強弱やイントネーションなどの音の特徴をつかむことを目標にしてください。一見やさしそうですが、意外と音源とリズムを合わせるのが難しく、慣れるのに時間がかかるかもしれません。付属CD の音声を聞きながら英文を目で追うだけで1 回目から話の内容がしっかりと把握できる人ならば、シンクロ・リーディングの練習をいきなり始めても構いませんが、まずは、CD を聞きながらp.14 ~の英文を目で追ってみましょう。ひとつでも意味がよくわからない箇所があれば、p.111 の③でも示されているようにテキストをよく確認しましょう。Unit 1 ~ 5(p.14 ~32)のシンクロ・リーディングに挑戦する前段階として、まずは以下のような準備に少しだけ時間をとることをおすすめします。英文テキストを黙読する(この時にCDを聞いてもOK)。読んだだけでは意味があいまいな部分の日本語訳を確認する。目で見れば意味はわかるけれど発音がわからない語に印をつける。シンクロ・リーディングを始める前の5 つの下準備音声を聞きながら、テキストを見て声に出そう!準備?準備?準備?* 詳しくはp.110 ~ 111 の「耳に効く、シャドーイングの方法」もご確認ください。ここではシンクロ・リーディングは、シャドーイングに至るまでのステップの4 つ目として取り上げられています。