多聴多読マガジン2月号試し読み

多聴多読マガジン2月号試し読み page 12/40

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26 2015 FEBRUARY通訳案内士 : 井上淳さんここでは日頃、外国人ゲストを案内する現場や取材に携わるプロの方々にガイドの心構えや注意点などを学びます。まずは通訳案内士の国家資格をもち、通訳ガイドとして活躍す....

26 2015 FEBRUARY通訳案内士 : 井上淳さんここでは日頃、外国人ゲストを案内する現場や取材に携わるプロの方々にガイドの心構えや注意点などを学びます。まずは通訳案内士の国家資格をもち、通訳ガイドとして活躍するおふたりにインタビューしました。Chapter 03おもてなしのコツプロに聞いた1井上さんによるガイドの心得3か条いったん日本語は忘れ、外国の方の目線で考える。「日本語のニュアンスにこだわらず、外国の方の目線で物事の本質をつかむようにしましょう」1あいまいな部分を放置せず、徹底的に調べて論理的に伝える。「あいまいな知識を徹底的に調べて初めて、英語という道具が使えるようになります」2シンプルな英語でわかりやすく、面白く!「上から目線で難しく語るのではなく、わかりやすく。時には話にオチをつけるスパイスも大切です」3井上 淳さん通訳案内士(英語)。「浅草 個人人力車 涼松」代表。ryoumatsu.asa@i.softbank.jp取材・文 コスモピア編集部元々は舞台俳優の傍ら人力車車夫として活動していた井上さん。ある日資格取得を志し、通訳案内士の国家資格取得に挑戦。丸4 年かけて3 度目で合格。今では個人人力車「涼松」として活動するほか、「はとバス」専属で、外国人観光客向けの通訳ガイドとしても活躍中だ。明治時代から始まる人力車の歴史のなかで、この通訳案内士という国家資格を初めて取得した日本で唯一の車夫だという。「通訳ガイドは、旅行代理店などと契約して個人事業主として活動します。添乗員の仕事を兼ねる場合も多いですが、外国語を使って日本の文化や歴史を紹介するのが主な仕事です。文化体験の場での通訳はもちろん、店主が英語が使えない場合に私が間に入って通訳する場合もあります。そういう意味で、あらゆる分野に精通した知識や広い視野が要求される仕事です。資格を取ってからも勉強の毎日ですね」日本語が「ポエム」だとしたら、英語は「数学」通訳案内士国家資格である「通訳案内士試験」に合格したプロの観光ガイド。試験は筆記試験(外国語、日本の地理・歴史、一般常識)と口述試験がある。英語の場合、TOEIC840 点以上で筆記試験が免除になる。