多聴多読マガジンVol.46 2014年10月号 試読.acbp

多聴多読マガジンVol.46 2014年10月号 試読.acbp page 20/48

電子ブックを開く

このページは 多聴多読マガジンVol.46 2014年10月号 試読.acbp の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
34 2014 OCTOBER Track 25King of the Castle を読むと、英語絵本のよさである「わからない単語があってもイラストの力でわかる」のが身をもって体験できます。A big coach was in the car park. という文のイラスト....

34 2014 OCTOBER Track 25King of the Castle を読むと、英語絵本のよさである「わからない単語があってもイラストの力でわかる」のが身をもって体験できます。A big coach was in the car park. という文のイラストでは、大きなバスと観光客らしき人々がお城の前に立っています。ここで「coach は何かな」と辞書を引く前に、「これはバスのことかな」と推測できます。turrets という単語が出てきても、「自分に単語力がない」と焦ってはいけません。turrets を知っている人はそう多くないので安心しましょう。ここでも辞書を引くのを我慢して、イラストを見るとお堀やお城の一部が見えています。ページを進めていくと、Dad was high up in a turret. という文章とともに、パパがお城の小塔の上にいるのが見えてきます。そこで、「小塔のことだったのだ」とわかるわけです。「ボクが王様になるよ」とChip が言った場面以降では、表記の工夫で強調表現がされています。まず弟のKipper が“No, Iam the king!” と言い、イタリックで強調されたI により「ボクこそが」という意味を強くしてくれます。さらにそのあと、とある男性が、“I AM THE KING!” と言います。全て大文字で表記されているので、さらに強く主張している様子が伝わってきます。さて、この男性とは誰なのでしょうか。ページをめくるのが楽しみになりますね。本書は、イギリスで小学校教科書としても使用されているOxford Reading Tree シリーズからの1 冊で、音声ダウンロードが可能です*。イギリス英語とアメリカ英語がありますので、発音やイントネーションの違いを聞き比べてみましょう。(宮下いづみ/ SEG 多読コース主任)Track 25▼26読みやすさレベル(YL) 総語数リスニングレベル(LL) wpm0.3 130 語0.7 約98語King of the Castle*http://www.oupjapan.co.jp/gradedreaders/ort/download/index.shtmlWritten by Paul ShiptonIllustrated by Nick SchonSeries Created by Roderick Hunt andAlex BrychtaOxford Reading Tree Decode and Develop Stage 3Text c Oxford University Press 2012#01