多聴多読マガジン2013年10月号 page 32/40
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136 2013 OCTOBEROxford Reading Tree( 以下、ORT)は、子どもたちの読み書きの技術の向上を目的とした、イギリスの4 歳から9 歳の児童向けの国語(英語)教材シリーズで、オックスフォード大学出版局(以下、OUP)....
136 2013 OCTOBEROxford Reading Tree( 以下、ORT)は、子どもたちの読み書きの技術の向上を目的とした、イギリスの4 歳から9 歳の児童向けの国語(英語)教材シリーズで、オックスフォード大学出版局(以下、OUP)から出版されています。キッパーシリーズやDecode and Develop シリーズは、ORTの一部になります。また、同シリーズは、2002 年に、The Magic Key という名前で、イギリスのBBC によりテレビアニメ化もされています。両氏とも、イギリスで大英帝国勲章(Order of the British Empire)を授与されているイギリスでは非常に有名な方ですので、私たちも初対面のときは、非常に緊張していたのですが、カジュアルな服装で現れ、また、とてもきさくな方で非常にほっとしました。日本では、小学校だけでなく、中学・高校・大学でもORT が英語読書の入門用に用いられていると説明すると、とても興味を示されたので、東京会場のSEG の多読教室を見学していただきました。読書記録手帳のサンプルを参照されたところ、イギリスの小学校とはまったく違う使い方(イギリスでは、基本的に読書の時間に1-2 冊の本を読み、本を使ったアクティビティもしたりするのに対して、日本の多くの多読クラスでは、1日に、数十冊ものORT を読みます)に感心されていました。さて、東京の講演では、宮下いづみさん(SEG)の司会で、まず、Rod さんと、Alex さんが、どのようにORT を書き始めたかをお話してくださいました。Rodさんは、キッパーシリーズを作り始める際に、OUP 編集部と共に、多くのイラストレーターの絵を見て新シリーズにふさわしい方を探されたそうです。そして、当時Wishwhat という絵本を出版したばかりのAlex さんの「動きのある絵」が気に入って、Alex さんとコンビを組むことを決めたという秘話を聞くことができま東京の講演会(SEG にて)古川昭夫Oxford Reading Tree著者& イラストレーター来訪記Oxford Reading Tree シリーズの著者であるRoderickHunt 氏(以下、Rod さん)と、イラストレーターのAlex Brychta 氏(以下、Alex さん)が、日本多読学会の創立10 周年記念講演会の講師として、2013 年6 月に訪日され、東京と神戸で講演会を行いました。日本多読学会事務局長