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アルファベット・ジングルを活用しようアルファベット・ジングル・シート本誌に収載されたアルファベット・ジングルの使い方を説明します。右ページのアルファベット・ジングル・シートのカラー版もダウンロードする....

アルファベット・ジングルを活用しようアルファベット・ジングル・シート本誌に収載されたアルファベット・ジングルの使い方を説明します。右ページのアルファベット・ジングル・シートのカラー版もダウンロードすることができますので、さまざまに活用してみましょう。 フォニックスを子どもに教えようとする場合、注意するべきことが2 点あります。1 点目は、十分な量の音声英語インプットを提示し、英語の音声にかなり慣れた状態で導入すること。タイミングが早すぎると、ルールのみの学習となりまったく効果はなくなってしまいます。2 点目は、ルールを覚えることが目的ではないので、規則の暗記学習としないこと(門田 2014)。すなわち、たくさんの音をインプットすることで、文字と音の関係を子どもに徐々に、そして自ら気づかせることがとても大事なのです。 英語圏の子どもたちがフォニックスを学ぶのと違い、英語を初めて学ぶ日本人の子どもたちはまだまだ英語のインプットが限られています。そこで、A-Z のアルファベット順に並べた26 の単語をリズムや歌にのせ繰り返し、初頭の音(音韻)と文字の気づきを促す目的で作られたのがアルファベット・ジングルと呼ばれるものです。このA からZ までの単語は、子どもに身近な単語やすでにカタカナ英語で馴染みになっているもの、動物や食べ物あるいは形容詞や動詞で集められます。英語の音に慣れ親しみ、アルファベットの形や名前読み( エイ・ビー・シー) と音が結びつくようにすると同時に、単語知識を増やすことにも効果があります。 ここでは実際に本誌に収載されたアルファベット・ジングルと右ページのアルファベット・シートを使って、子どもたちに英語が読めるようになる方法を紹介しましょう。* おうちの人と交代に言ったり、単語を見たら最初のアルファベットがわかるか、アルファベットをみたらキーワードが言えるかなど楽しくゲームのようにしながら音に触れるようにしましょう。* 児童英語教室や小学校ではカードを作り、カルタ取りにしたり、クラスをふたつに分けて言ったり、先生の見せるカードをリズムに合わせて言ったりという活動もできます。* アルファベット(小文字)の音が十分わかったところでdog やcat などの簡単な3文字単語を小文字カードで並べてみたり、絵本の読み聞かせで読めるところは一緒に読んでみたりします。1 What? アルファベット・ジングルって何?2 How? 本誌付属の音声の具体的な指導方法1 Track 38 絵を指で押さえながら後について言いましょう。( キーワードから初頭音への気づき①)2 Track 39 最初の音に注目して後について言いましょう。(キーワードから初頭音への気づき②)3 Track 40 アルファベットの文字を押さえながら一緒に言ってみましょう。(音韻認識を高める)このまま切り取って使えますし、カラー版をダウンロードして大きく拡大したり、カードにしても使えます。Track 38 40  apple bus cat dogegg face gorilla horseinsect jacket king lemonmonkey neck octopus pancakequeen rainbow sausage tomatoumbrella vegetable watermelon boxyacht zebra― ダウンロード・サイトの紹介 ーhttp://www.e-ehonclub/ 会員登録(無料)が必要です。ダウンロードができるもの・上記アルファベットシートのカラー版・イラストだけのシート/文字だけのシート/小文字だけのシート/ 大文字だけのシート/物の名前だけのシート [ 上記は切り取ってカードにすることができます]― いろいろあるアルファベット・ジングル ーフォニックス指導を意識しアルファベット・ジングルを取り入れた教材はたくさん市販されています。それ以外にも、インターネットで検索すると英語圏の子どもたち向けのアルファベットソングには音韻認識を高める目的で作られたものも多く見られます。子どもたちに与えるジングルのセットはひとつとは限りません。まず基本の音が定着したらABC 順にならんだジングル、歌、絵本などでたくさんの英語に触れさせましょう。40 41A aW wB b C c D dK k L l I i J jE e F f G g H hY y Z zU u V v X xQ q R r S s T tM m N n O o P p写真(左)YouTube にはアルファベット・ジングルがいっぱい。Busy Beavers.com からいろいろな種類が提供されている。(右)フォニックス教材のThis Is Phonics シリーズにもアルファベット・ジングルが収載されている。(松香洋子・監修、粕谷みゆき/ 金子由美・著 mpi)