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12 13幼稚園児への読み聞かせ幼稚園児は家庭と園という世界で自分の意思を表す言葉を話し始めるくらいの年齢です。ここでは絵本の中の代表的なページを取り上げますので、これを参考に、それぞれの絵本を最初から最....
12 13幼稚園児への読み聞かせ幼稚園児は家庭と園という世界で自分の意思を表す言葉を話し始めるくらいの年齢です。ここでは絵本の中の代表的なページを取り上げますので、これを参考に、それぞれの絵本を最初から最後までお子さんと読んでみてください。1年齢別英語絵本の読み聞かせ例Five Little Monkeys Jumping on the Bed作:Eileen Christelow出版社:Houghton Mifflin Harcourt音源提供:JYbooks 外山先生の読み聞かせ例サンプル表紙を見ながら数え歌を絵本に仕立ててあります。歌で覚えた言葉は、成長しても忘れることがありません。ユーモアたっぷりのイラストを子どもと一緒に楽しんで、最後のページを読んだら「おやすみなさい」をしましょう。子どもがもっと英語の数を覚えたいと言ったら、TenLittle Monkeys Jumping on the Bed を読んでみましょう。 表紙を見せて、タイトルを教えます。「Five LittleMonkeys のFive は英語で5 という意味だよ。お猿さんを数えてみよう」と言い、1 匹、2 匹……と一緒に数えます。次に英語で数えてみせます。four とfive の最初のf の発音(上の前歯を下唇に軽く当てる)に気をつけます。子どもは、日本語に無い音を敏感に聞き取って真似しようとします。お猿さんは何を着ているか(pajamas [ プジャーマァズ] *)に注目して、寝る前に遊んでいるのかなと想像させます。ベッドの上でピョンピョンするのは楽しいけれど、「良いこと? 悪いこと?」と尋ねて、絵本の中で何が起きるか想像させます。「ママにおこられるかもしれないね」「そうだね、落っこちちゃうかもしれないよね」。あらまあ。おやすみなさい、Good night! と言ったから、寝るのかなあと思ったら……ぴょんぴょん跳ねているね。楽しそうだね。ほんとうはいけないんだけど、でも、やってみたくなるね。真似してみたい? じゃあ、少しだけね。はい、おしまい。もっとやってみたい? じゃあ、手を出して、開いてね。(子どもの右手の指を触りながら)One, two, three, four, five. Fivelittle monkeys だよ。こっちの手も出して。これはベッドです。(左の手のひらの上で、開いた右手の5 本の指をぴょんぴょんさせながら)Five little monkeys jumped on the bed! (何回か繰り返し)こんなにぴょんぴょんして大丈夫かしら? 次のページを見てみましょうね。あら1 匹落っこちちゃった。One fell off... 落っこちてどこをぶつけたのかな。そうだね、頭をぶつけちゃった。and bumped his head. 痛そうだね。ベッドには何匹残っているかな? そう4 匹。では、手を出してみて。指を4 本にしてベッドの上に置いてみましょう。ママが泣いている子猿を抱っこしていますね。ママは何をしているのかな? これは電話ですよ。そう、家にある電話とちょっと違うね。昔の電話は、こういう形をしていたのです。誰に電話しているの? お医者さんですね。英語でdoctor と言います。じゃあ、手を電話にしてみて。TheMama called the doctor. The doctor said...。お医者さんは指を振っています。「ダメダメ」という意味なの。(動作をしてみせる)なんと言っているのかな?(指を横に振りながら)“No more monkeys jumping on the bed!” 「ベッドでぴょんぴょんしてはいけません!」と言ったのね。ダメですよ、というとき、こうやって指を振るの。これからママも真似しようかな。この子は、ぶつけた頭を冷やしてもらっていますね。元気な子猿は何匹? 4 匹。One, two, three, four. この子たちはおとなしく寝ると思う? あ、お部屋に戻りましたね。ちゃんとお布団に入っていますね。でも、なんだかいたずらな顔をしているわね。どうするのかしら? So four little monkeys... 14 ページからは、同様に繰り返し、1 匹ずつ減っていきます。31 ページでママは自分の寝室で何をするか、子どもに予想させ、ぴょんぴょんしているママの絵を楽しんでください。絵本の読み聞かせ動画をYouTube でご覧になれます。「英語の絵本クラブ」(→ p.122)にアクセスし、動画ライブラリーから「Five Little Monkeys の読み聞かせ 外山節子先生」をお選びください。7 ページまでは、子猿たちが寝る支度をしているところが描かれています。何をしているか子どもに尋ねてから英語を読み、その後で、絵と同じ動作をして楽しみます。この子たちは、男の子3 匹、女の子2 匹の五つ子ちゃんのようですね。音声CD のStory Song のトラック(本誌付属CD のTrack 11)は、ゆったりした話しかけになっています。9 ページの英文から、歌になっています。リズムを感じるように読みましょう。男の子が落ちたので、bumped his head とhis になっています。女の子が落ちたら、bumped her head と英文が変わります。子どもには説明する必要はありませんし、his/her は強調して読む必要はありません。ママとドクターの絵の受話器を見て「これ何?」と聞く子どももいるかもしれません。プッシュフォンの前は、こういう電話機だったことを教えましょう。8 ~ 12 ページの流れが、ひとつのパターンです。13 ページが、2匹目が落ちるパターンの始まりです。子どもが、「同じことが起きるのだ」と理解して、安心して英語の読みを聞いたり、一緒に動作をしたりできるようにしましょう。ママが持っているのは、赤い十字がついているので救急セットですね。絵本の内容とおすすめの理由見開き1(絵本の8-9 ページ)見開き2(絵本の10-11 ページ)見開き3(絵本の12-13 ページ)*下線部分は絵本の本文です。Track 03 子どもは日本語でも数を数える楽しさを発見している時期です。お風呂で「1 ~ 100 まで数えたら出ましょう」なんて練習しているのでは? この絵本は、(Five) little monkeys jumped on the bed.One fell off and bumped his/her head.Mama called the doctor. The doctor said.“No more little monkeys jumping on the bed.”を繰り返します。bed、 head、 said の3 つの単語が [ ~エェドゥ] と同じ音で終わっています。ライミングといって、英語の特色のひとつです。ライミングを意識して、読んであげましょう。読み聞かせのポイント読み聞かせスクリプト読み聞かせスクリプト読み聞かせスクリプトポイントポイントポイントPart 1年齢別英語絵本の読み聞かせ例*本稿内の発音のカナ表記は外山先生のオリジナル表記です。本誌付属CD には各絵本のサンプル音源が収録されています。c 1989 by Eileen Chirstlow