ブックタイトル起業家の英語 試読
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起業家の英語 試読
19ジェフ・ベゾスCEO, Amazon.com アメリカの実業家。Amazon.com の創設者でありCEO、取締役会長、社長。ニューメキシコ州生まれ。 1995 年にインターネット書店のAmazon.com をスタート。1997 年には株式公開も果たす。1999 年にはTime 誌のパーソン・オブ・ザ・イヤーに選出。2000 年に有人宇宙飛行開発企業のブルーオリジンを設立。2007 年、電子ブックリーダー端末である「キンドル」を発売。2008 年、カーネギーメロン大学から名誉博士号を授与された。2013 年ワシントン・ポストを買収。 フォーブスの世界長者番付2018 では、保有資産額を前年から392 億ドルも増加させて1120 億ドルとし、ビル・ゲイツを抜いて初の世界首位となっている。 標準的なアメリカ英語で話していますので、アクセント(方言)という観点からは、聞きやすい英語と言えるでしょう。インタビュー形式を中心とする前半(Section 1 ~ 5)は、話すスピードが比較的速く、慣れないと聞き取りづらいかもしれません。また、ところどころにUm...や、I mean... といった言いよどみ(フィラー)が聞かれます。また、声の抑揚が比較的大きく、興奮して話している部分もあります。こうした特徴から、聞き取りづらいと感じるかもしれません。しかし、こうした特徴こそが自然な英語なのです。一方、後半(Section 6 ~ 9)は、演説形式のため、ゆっくりとした口調で、区切りが短い間隔で入っています。加えて、落ち着いた声で話しているので、聞き取りやすいでしょう。 このようにベゾスは、時と場所によって、話し方や口調、声のトーンを使い分けています。こうした特徴は、プレゼンの上級者にみられますので、参考にしたいところです。 ベゾスは自らの起業経験から、ビジネスにおいて新しいことに取り組む実験性を重要視している。「ぼくは社員に実験しろ、とけしかけている」「たいていの企業は、余計なことに首を突っこむべきなのに首を突っこまないという、大きな過ちを犯している」「思い切って挑戦して失敗したとしても、そこから学ぶことができるから、新規事業に対しても常にイエスと答えている」とコメントしている。 実際、ベゾスは新技術や新発明に強い関心がある。Amazon の事業においても電子書籍リーダー「キンドル」をはじめ、3D画像表示や画像検索に対応した独自のスマートフォン「ファイアフォン」を販売したり、小型無人飛行機「ドローン」による自動配送を計画したりと、次々と新機軸を打ち出している。 そのため、同社の人事採用でも、創意にあふれ、革新的なアイデアを生み出す人材が重視される。ベゾスは上級役員候補も含め、発見力に優れ新規事業に強い関心をもつ人物を採用しようと、採用面接の際には応募者の一人ひとりに「あなたが発明したものについて話してください」と尋ねているという。スピーチの特徴起業家の特徴