ブックタイトル英語の使い方がひと目でわかる本_試読用2

ページ
2/24

このページは 英語の使い方がひと目でわかる本_試読用2 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

英語の使い方がひと目でわかる本_試読用2

2 言葉を使う人間同士、相手に敬意を示す感情があるかぎり、どの言語であっても何らかの形でそれが言語表現に反映されるはずです。英語も例外ではありません。 特に日本人は、社会生活において相手に配慮した「失礼のない言い方」にこだわる傾向が強い、と言われます。場面・状況に応じて、微妙に調整しながら自分の気持ちを正確に伝える能力は、対人コミュニケーションにおいて必須と言えるでしょう。それは、英語を使う場合でも同様です。ところが、学校の英語の授業では、実社会で一番必要とされているこの知識を教えてもらうことはほとんどありません。 例えば、何かを尋ねられて、英語で「わかりません」と言いたいとき。おそらくI don’t know. と答える人が多いでしょう。実はこの表現、時として「もうこれ以上話を続けるのはやめてほしい」という冷たく突き放したニュアンスを持つこともあるのです。つまり言い方によっては相手に対して失礼に響きます。こういう場合は、「さあ、どうでしょう(わかりかねます)」と若干濁したI’m notsure. を使ったほうが大人の対応と言えます。また「全力を尽くして頑張ります」のI’ll do my best. ですが、これは日本語と違って、前向きで肯定的な意味ではなく、「結果がどうなるかはわからないが、とりあえず頑張ってみる」という、どちらかというと後ろ向きなニュアンスがあります。はじめに