絵本100手引書 page 21/28
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19A-2 鈴木先生 英語には日本語とは異なる発音、リズム、強弱などがあります。日本語で使うことのない音を再現できるようになるには、CDの音を聞きながら、何度も声に出すしかありません。 また、英語は、単語ひと....
19A-2 鈴木先生 英語には日本語とは異なる発音、リズム、強弱などがあります。日本語で使うことのない音を再現できるようになるには、CDの音を聞きながら、何度も声に出すしかありません。 また、英語は、単語ひとつひとつの発音がよければいいというものでもありません。単語を綺麗に読めても、文がぶつぶつ切れて聞こえるようでは困ります。会話でも音読でもそうですが、英語は強く言う箇所と弱く言う箇所があります。さらに、まるで一語であるかのごとく、くっつけて言う単語もあれば、他の単語から離して言う単語もあります。 例えば、He pu ●lled and pu ●lled aga ●in, but he co ●uld not pu ●ll it u●p.(The Great Big Enormous Turnip より)→下線部をくっつけて言う。→● のついている単語を強く言う。 書き出してみると、難しく感じられますが、CD の音声そっくりに真似ることを心掛ければ、さほど難しいことではありません。文中の強弱や単語のつなげ方をしっかり身につけられれば、すらすらと文を読めるようになり、英会話力も向上します。 もっとも、子どもの場合は、あまり難しく考えなくてもよいと思います。なぜなら、子どもは、楽しくCD を聞くうちに、CD の音声を真似するようになり、自然と英語特有のリズムや強弱などを身につけていくからです。 ここで気をつけたいのは、子どもに最初から完璧さを期待しないことです。たとえ、最初は異なる音を発していても、子どもはいつの間にか修正してしまいます。繰り返しCD を楽しみながら、子どもが英語独特の音を身につけるまで、気長に待ちましょう。