ブックタイトルロアルド・ダールが英語で楽しく読める本 試し読み

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概要

ロアルド・ダールが英語で楽しく読める本 試し読み

6本書の構成と使い方 本書は、ロアルド・ダールの作品を原書で読むための入門書です。ダールの6 作品を中心に、実際に原書の英文を読んで、直接作品を味わうという体験ができるようになっています。本書は、主に序章および本章となる6つの章で構成されています。 作家ロアルド・ダールとその作品の特徴についてまとめられています。ダール作品の翻訳も手がけた翻訳家の清水奈緒子先生によって書かれています。これからダール作品を原書で読もうという方には大いに参考になるはずです。 序章に続いて、清水奈緒子先生が、ダールの暮らした村グレート・ミッセンデンを美しいカラー写真とともに紹介しています。清水先生は実際にこの地を訪れ、写真も先生が撮影したものを掲載しています。ダールの創作環境や作品の舞台に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。???? ??????ロアルド・ダール紀行序章ダールは、1954 年にバッキンガムシャー州(Buckinghamshire)の村グレート・ミッセンデン(Great Missenden)に自宅を購入し、「ジプシーハウス(GipsyHouse)」と名づけました。そして、1990 年に亡くなるまでの36 年間、この地で暮らし、庭の執筆小屋(garden writing hut)でたくさんの本を書きました。The Giraffe and the Pelly and Me で、少年ビリー(Billy)が自分の住む村を「海まではだいぶ遠いよ (We are a long way from the sea.)」と言っていますが、グレート・ミッセンデンも、海から遠く離れた内陸に位置しています。ここには、2005 年6 月に開館したロアルド・ダール記念館(the Roald Dahl Museum andStory Centre)や、ダールが埋葬された教会(the Parish Church of St Peterand St Paul)があり、ジプシーハウスには、現在も妻フェリシティ・ダール(FelicityDahl)が暮らしているということです。記念館が開館した翌年、2006 年に、私は村を訪ねました。ダールゆかりの場所がいろいろあり、当時撮影した写真ですが、ダールの作品をより理解する助けになればと思い、この場を借りて紹介します。村歩きは、ロアルド・ダール記念館発行のリーフレットRoald Dahl’s Village Trail を参考にしました。なお、英国庭園福祉活動団体the National Gardens Scheme が主催するNGS Gardens Open for Charity の一環で、ジプシーハウスは、チャリティ1892 年に開業したグレート・ミッセンデン駅(Great Missenden Station)。ロンドンのマレボーン駅(MaryleboneStation)から列車で40 分ほど。地元の方から、「交通の便がよく、暮らしやすい村」とうかがいました。イギリスでは、子どもたちによる駅のホームや線路での事故を防ぐため、ダールが書いた鉄道安全に関する児童向け冊子Roald Dahl’s Guideto Railway Safety が、クェンテイン・ブレイク(Quentin Blake)の挿し絵で1991 年にイギリス国鉄委員会(BritishRailway Board)から発行されました。本通り(High Street)の入り口にある郵便局(the Post Office)。ダールの生前、世界中のファンから送られてくる膨大な郵便物を受理しました。配達員は、週に4000 通を超える手紙を、ダールの自宅へ配達したこともあるそうです。ファンからの手紙は、現在も届けられています。??????????????????????????????(郵便局)イギリスの児童に向けた列車事故を防ぐためのパンフレット清水奈緒子( 翻訳家)ロアルド・ダール紀行2ダールが暮らしたイギリスの村Great Missenden を訪ねて1 ??????????????????????????????????????????????(駅)* http://www.roalddahlfoundation.orgGipsy Houseの表札を目的とした庭の公開日を年に数回設けています(写真では表札の横に告知がかかっています)。詳しくは、「ロアルド・ダール基金」のサイト(the Fundraising andEvents section of the RoaldDahl Foundation)* をご参照ください。A4128High StreetLink RoadWhitefield La.Chruch Street382 4 5716序章原書で読むダールの世界ダールが暮らしたイギリスの村Great Missenden を訪ねてロアルド・ダール紀行注)本書は共同執筆のため、登場人物(キャラクター)の固有名詞やキーワードの日本語訳が執筆者によって異なることがあります。