ブックタイトル表現英文法【増補改訂第2版】試し読み

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概要

表現英文法【増補改訂第2版】試し読み

696英文法のチャンキング学習法と機能別チャンク表現リスト話すことで文法力を鍛え、表現力を高めるチャンキング学習法言語学が教えるように、最も重要な言語の特性のひとつは「線条性(linearity)」です。一言でいうと、時間軸に沿って表現を紡ぎだすということです。その際、選択(範疇)と結合(統辞)のふたつの軸があります。選択はチャンク集合で、結合がチャンキングだと考えることができます。文法、ひいては言語を使うということは、チャンク(意味のかたまり)を選び、チャンク同士をチャンキングすることです。繰り返します。チャンクを作り、チャンクを繋ぐチャンキングによって表現は生まれます。ここで提案するチャンキング学習法とは、チャンク表現(意味のかたまりを表す断片)を最小単位として、それにチャンクを加えていく(断片連鎖する)方法です。その際の鍵となるのは「選択可能性」ということです。ここでは、「to不定詞」の使い方を事例にして、チャンキング学習法を説明します。不定詞を事例にしてチャンキングを行うまず、本書で説明しているように、前置詞のtoと不定詞のtoには関連があります。 前置詞to:空間的に物や場所に向き合う        I went) to ( the convenience store.不定詞to:時間的に行為に向き合うI want) to ( go to the convenience store.「時間的に行為(すること)と向き合う」ということは、「これからする何か」だということです。そこで、to go to Hawaiiといえば「これからハワイに行くこと」、to study hardだと「これから頑張って勉強すること」という意味合いです。このことを確認するだけでは、文法が使えるようにはなりません。そこで、練習が必要になりますが、ここでは、まず次のような気持ちを表すチャンク(A)とこれから行うことのチャンク(B)をリストで示し、自由に組み合わせます。特別記事