ブックタイトル表現英文法【増補改訂第2版】試し読み

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表現英文法【増補改訂第2版】試し読み

24例えば、「子ども部屋」を思い描いてみましょう。机、いす、ベッド、エアコン、窓、床、タンス、ゴミ箱などいろいろなものが連想されます。「ベッド」といっても、単なる「ベッド」として語る場合もあれば、「新しい、ピンクのベッド」だとか「何年も使っている修理の必要なベッド」など、どんなベッドかについて語ることもよくあります。しかし、修飾語句がついていてもモノであることに変わりありません。また、モノといってもベッドのように具体的なものもあれば、「正義」や「尊厳」のように抽象的なものもあります。いろいろなモノについての表現の仕方が、ここでいう「名詞の文法」です。日本語では、「核になる名詞の前に修飾語句をつける」ことで、それがどういうモノであるかを表現しますが、英語では修飾の仕方が違います。つまり、モノについての語り方、すなわち名詞の役割をする意味のまとまり(「名詞チャンク」といいます)の作り方が日本語とは違うのです。ここでは、英語で名詞の世界を語る方法として名詞の文法をみていきましょう。名詞の世界はモノ的世界◆ 名詞の形を決める冠詞*(不定冠詞、無冠詞、複数形、定冠詞)◆ 数量を示す◆ 形容詞の前置修飾:もののありようを限定し描写する◆ 後置修飾◆ 代名詞・指示詞◆ 名詞節「名詞の文法」の道具立て*冠詞論については、名古屋市立大学の日木満氏に多くを負っている。