ブックタイトル英語習慣をつくる！日常まるごと英語表現ハンドブック 試読

概要

英語習慣をつくる！日常まるごと英語表現ハンドブック 試読

語彙を中心に据えた学習法を提唱しているMichael Lewis（1992）のTheLexical Approach（Language Teaching Publications）が刊行されて以来、単語や文法を個別に扱うのではなく、結びつきのよい連語（formulaic sequences）に注目した第二言語教育や学習が脚光を浴びています。著者たちも、英語運用力を高めるための学習の単位は、makeやwet、あるいはlatherやfaceといった単語ではなく、make a good latherやwet one’s face with warm waterという連語（コロケーション）であると考えられています。場面・話題をコンテクストとする、動詞コロケーションを関連化させた「動詞表現ネットワーク」動詞表現ネットワーク髪の仕上げなど・comb one’s hair髪をくしでとく・curl one’s hair髪の毛を巻く・do one’s hair in the traditional Japanese style・do up one’s hair髪を結う・put one’s hair up髪を結いあげる・dye one’s hair black髪を黒く染める・fasten one’s hair with a hairpinヘアピンで留める・wear a hairnetヘアネットをつける日本髪を結う関連表現ブロー（する）blow-dry／パーマpermanent / perm〔パーマをかける〕／セット（する）set／パック（する）face pack／マニキュア（をぬる）manicure／ヘアマニキュア（する）have one's hair colored with non-permanentcolorコラム「～の髪をしている」はhave...で「～の髪をしている」という際には動詞のhaveを用います英語的には「～の髪を持っている」という感覚ですPart 7週末にglossy black hair（つやつやした黒髪）dull hair（ツヤのない髪）上記は、動詞表現ネットワークのサンプルです。場面26「美容院」の「髪の仕上げ」の項目で、動詞表現をリストしています。そして、そのテーマとリンクするfizzy hair（縮れた髪）/ straight hair（直毛）表現を「関連表HAVE現」としてまとめて示しています。また、ここでは「～の髪をしていstiff hair/ coarse hair（硬い髪）る」という表現を扱っていますが、テーマに関係するコラム、およびミニコラムが100個以上掲載されています。medium-length hair（セミロングの髪）shoulder-length hair（肩まである髪）sparse hair（薄くなった髪）/ thick hair濃い（多い）髪本書では、場面あるいは話題をコンテクストとする「動詞表現ネットワーク」という新たな考え方を導入します。「石鹸をよく泡立てる」という279状況はmake a goodlatherと表現することを学ぶのが動詞コロケーション学習ですが、本書では{make0216_Part7_週末に.indd 279 2016/02/28 14:15a good lather / wet one’s face with warm water / scrub one’s face hard}といった動詞コロケーションを関連化させた「動詞表現ネットワーク」を学習のターゲットにするところに特徴があります。12